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西山山麓火口散策路

( 分類:災害遺構 )


◇ 訪問日 ◇
2019年09月16日
◇ 住 所 ◇
北海道虻田郡洞爺湖町泉
虻田洞爺湖IC(道央道)から国道230号線を通り、およそ6km。
札幌市街からは国道230号線でおよそ104km。
◇ 駐車場 ◇
有り 大型1000円、普通車500円、二輪車200円
※西山散策路に近い有料無人駐車場
◇ 備 考 ◇
2000年の有珠山山麓噴火によって、地面が約75mも隆起した土地。それに伴って被災した数々の傷跡を、そのままに残し災害の脅威を伝える見学コースとなっている。
尚、冬期間は閉鎖している。

西山山麓火口1

ここ西山山麓火口散策路は、2000年の有珠山山麓噴火によって被災した地域を当時のまま残し、それらの被災状況を見る事で災害の脅威を知り、感じる事が出来るようになっている散策路です。
ここはその散策路の北口となる(南口もあります)

散策路の案内MAP
駐車場は北口と南口それぞれに設けられているので、どちらからでもスタート出来る(入場は無料)近くにバス停もあるので、上手く利用すればコースを往復せずに見学が出来ます。

西山山麓火口3

北口からコースを歩き始めて最初に現れるのが、土地が押し広がった事により道路が延びて断裂している状況の場所。
元々は下り坂になっていたそうだが、この先の谷間側が隆起した事で逆に上り坂に変わってしまったという。

西山山麓火口4

上側から見ると道路がどれくらい伸びてしまったのかが良く分かる。
噴火によって土地がここまで変わってしまうとは、これだけでもその力の凄まじさがはっきりと感じられる。

西山山麓火口5

土に埋もれ折れ曲がっている電柱と標識。
その辺りがかつては道路だった事が分かり、標識の高さからどれくらい埋もれているのかが良く分かる。

西山山麓火口6

遊歩道として整備されている木道が第1展望台を通り第2展望台へと続く風景。
目の前の窪地は火口跡、その周辺にも倒壊した電柱や水道管、置き去りになった重機などがそのまま残されています。

西山山麓火口7

ここは第2展望台として整備された広場。
2000年の噴火によって隆起した土地の頂上部分に当たるようです。

西山山麓火口8

第2展望台の周辺にはいくつもの火口跡が見られる。
周辺はすっかり草木で覆われつつありますが、噴火した当時はしばらく地熱等によって一帯の森林が枯れてしまったそうです。

西山山麓火口9

これも別の火口跡で、丁度この部分に町道が通っていたそうです。
火口跡の向こう側には、お菓子の工場だったという建物が残されているのが見えます。

西山山麓火口10

第2展望台付近では、火山が終息して19年以上経っている今でも地面からガスが噴き出していました。

西山山麓火口11

第2展望台からも見えていた倒壊したお菓子工場。
この工場のすぐ前にかつて町道が通っていたそうですが、今は見る影もありませんね。

西山山麓火口12

町道沿いに建っていた、大きなお屋敷の入口が無残に倒壊しています。
アスファルトの道路が残っているが、酷く地割れしているのが良く分かる。

西山山麓火口13

お屋敷の前には自動車も残されています。
車を置き去りにして避難するほど事態が切迫していたのだろうか。

西山山麓火口14

道路の半分ほどが損壊して、そこに草木が生い茂っている状態の町道。
自然の治癒力は、なんともたくましいものです。

西山山麓火口15

火口群から離れた辺りは、かつての町道もだいぶ残っていました。
それでも地割れは酷く飛んできたと思われる噴石も転がっていました。

西山山麓火口16

コースの最後となる、被災した旧とうやこ幼稚園の建物。
園内には沢山の噴石が転がっていて、噴石によって破壊された建物や遊具、送迎バス等がそのまま残されていました。
隆起によって地面も傾いてしまったようです。

西山山麓火口17

屋根や壁、窓等が破壊された建物の内部は、どこから飛んできたのか草木が生い茂っています。
この生い茂った草木は、あえて人の手を加えず自然のまま残しているそうで、残す事で時間の経過による植物の成長や、人と森林の持続可能な関係を学べる場所として利用しているそうです。


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