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カムイワッカ湯の滝

( 分類:世界自然遺産 )


◇ 訪問日 ◇
2019年09月12日
◇ 住 所 ◇
北海道斜里郡斜里町大字遠音別村
知床自然センターから道道93号線を通りおよそ20km。
(知床五湖から先の道は約11kmの砂利道です。)
◇ 駐車場 ◇
有り 約20台(無料)
※マイカー規制期間があるので注意。
◇ 備 考 ◇
[道路開通期間]
・5月31日~10月下旬(状況により変更有り)
[マイカー規制期間]
・8月1日~8月25日 ※知床五湖から先が通行禁止
・この間はシャトルバスでのみ行く事が出来る。
[乗車場所・料金]
・ウトロ温泉バスターミナル 大人往復 1980円
・知床自然センター 大人往復 1300円
(小学生以下は約半額)

カムイワッカ1

知床自然センターの交差点から道道93号線を通り、およそ9kmほどで知床五湖手前の分かれ道にたどり着く。
この分かれ道を左に行くと知床五湖で、右に行くとカムイワッカ湯の滝へと続く道となる。

カムイワッカ2

カムイワッカ湯の滝までは、ここから更に11kmの道のりとなる。
ここまでは舗装された道路だったが、この先は全て砂利道となっている。
また、マイカー規制期間中はこのゲートから先が通行禁止となり、シャトルバスでしか行く事が出来ないので御注意。(※自転車と徒歩は通行可能)

カムイワッカ3 カムイワッカ4

滝までの道中は時間帯や季節にもよるが、奥に行くほど野生のエゾシカがそこらじゅうに出没します。ヒグマの生息地でもあるので、場合によってはヒグマと出くわす事もあるかもしれません。

カムイワッカ5

長い長い11kmの砂利道を走って来て、やっとカムイワッカ湯の滝へと到着。
駐車場は、湯の滝に架かる橋を挟んで手前と奥側にそれぞれ設けられています。
私が訪れた時には誘導員の方がいて、停車場所へ誘導してくれました。

カムイワッカ6

カムイワッカ湯の滝から先の道は、許可車以外は通行禁止となっています。
但し特例として、事前に所定の手続きを行った登山者は通行する事が出来る。
(※観光を目的とする立入は認められていません)

カムイワッカ8

湯の滝へは橋の横から上がって行く事が出来ます。
入口部分は、急な上り坂になっているので足元に御注意。

カムイワッカ9 カムイワッカ10

湯の滝へ進む前に、この地域はヒグマの生息地であるという事をもう一度認識しておきましょう。
万が一出会ってしまったら、騒がず、走らず、ゆっくり後退で対処しましょう。
(ちなみに”死んだふり”はNGですよ!)

カムイワッカ11

こちらの注意事項も良く読んでおきましょう。
カムイワッカ湯の滝は、自己責任・自己判断が強く求められる場所となります。
落下や落石の恐れがある大変危険な場所もあるので、決められた範囲以外には立ち入らない事。
滝を流れる温泉は強酸性なので、肌の弱い方は注意が必要。

カムイワッカ12

注意事項を読んだら、早速急坂を上がって湯の滝へと向かってみる。
急坂は最初の5m程度で、後は緩やかな道が滝まで続いている。

カムイワッカ13

ここから滝の中へ入って行きます。
右側にはピンクのリボンが付いたロープが張られていて、これより下流側は落下する危険性があるので立入禁止となっている。
歩いて行けるのは、ここから上流側のおよそ140mほどの範囲となります。

カムイワッカ14

ちなみにロープから下流側は、このように傾斜が厳しくなっていて危険です。
水の流れも速いので落し物には気を付けましょう。

カムイワッカ15

滝の水深はとても浅く、岩石の上をなだらかに流れている程度である。
とはいえ、素足で歩くのはケガをする可能性があるのであまりお勧めできない。
長靴や、かかとが固定出来るサンダル等を用意して行きましょう。
知床自然センターで長靴のレンタルサービスも行っていますよ。

カムイワッカ16

50mほど滝を上がって行くと、水が溜まっている大きな窪地が現れる。
わりと深さがあるので、ここは右側からかわして歩いて行く。

カムイワッカ17

歩いて行くルートは、水が流れない所よりも、むしろ水が流れている部分を歩いた方が良い。
湿った岩場は表面がぬるっとしていて滑り易く、流れている部分はそれが少ないのでグリップ力がある(※個人の歩いた感想です)

カムイワッカ18

滝を歩き始めてから、およそ6分ほどで一の滝へ到着した。
一の滝の滝つぼは、先ほどの窪地よりも広く、深さがあるので湯船にはもってこいの大きさなのだが、残念ながら湯温は低く(30℃程度?)入浴出来るような状態ではなかった。

カムイワッカ19

湯の滝は、一の滝から更に50mほど先まで行く事が可能。
写真は一の滝の上部から滝つぼを見下ろした景色。
帰りはまたこの斜面を下りて行くので、高い所が苦手な人には厳しいかも知れませんね。

カムイワッカ20

ロープが張られている所までは行く事が出来るので、行ける所まで歩いてみる。
勾配はあるが、それほどきつく無いので問題は無いだろう。ただ大きな岩がいくつも転がっているのが何だか気になる・・・

カムイワッカ21

カムイワッカ湯の滝の最終地点に到着。
現在歩いて行けるのはこのロープが張られている所までとなり、この先は落石の恐れがあるので立入禁止となっている。

カムイワッカ22

ロープの上流側は、落石の跡なのか岩がゴロゴロ転がっているのが見える。
上流に行くほど湯温が高くなり、以前は自分に適温な温泉を探して更に上流まで行く事が出来ていたようですが、この滝が世界遺産に登録されてからは訪れる人が増えた事と、落石の危険性が高まった事により立入規制が設けられるようになったとの事です。


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