外泊「石垣の里」
( 分類:観光名所 )
- ◇ 訪問日 ◇
- 2019年11月21日
- ◇ 住 所 ◇
- 愛媛県南宇和郡愛南町外泊236
津島岩松IC(宇和島道)から国道56号線を経由して県道34号線を通る。
総距離およそ37km。 - ◇ 駐車場 ◇
- 有り 乗用車4台(無料)※休憩所しおかぜ
- ◇ 備 考 ◇
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「美しい日本の歴史的風土100選」の1つで
日本を代表する石垣文化の一大景勝地。
<だんだん館>
休憩・お食事処
tel.0895-82-0311(FAX兼用)
[営業時間]8:30~17:00
[定休日]毎週火曜日
高知県の西の外れ愛南町に、入江に面した山の斜面に民家が建ち並ぶ小さな集落がある。その集落は、がっしりと石垣が高く積み上げられ、そこに家が建ち並んでいるという独特の景観を見せている事から石垣の里として知られる。
ここは観光客向けの休憩所「しおかぜ」とその駐車場です。
車をここに停めて石垣の里をノンビリと散策が出来ます。
休憩所「しおかぜ」の中はこのようになっている。
石垣の里の見所を紹介していたり、昔の写真や周辺の風景をパネルにして飾られています。
奥に事務室がありますが、休憩所には誰もいないので気軽に入って休めます。
休憩所の脇から眺めた港の景色。
とても静かで落ち着いた雰囲気があります。
ちょうど太陽が逆光になってしまいうまく撮れませんでしたが、山の斜面に石垣が建ち並びその上に民家が建っています。
集落の中の道は全て綺麗な石畳になっています。
ガイドマップによると、昔の人達は歩く時に踏む石を決めていたそうです。けっこう細かい石畳ですが、どの石を踏んでいたのか覚えていたのでしょうか?
外泊の石垣
この石垣の集落は、隣接する中泊地区の人口増加に伴い次男三男が移り住み、山を切り開いて集落を作って来た地。その際に出土した石を丁寧に高く積み上げて、強風や塩害から家屋を守る堀としたのがこの石垣の始まりだという。
高く積み上げられた石垣にも工夫がこなされている。
遠見の窓といって、家の中から海の様子が見られるように、石垣に窪みを作りその位置に窓を設けていたそうです。
山の斜面なだけに集落の中には階段と狭い路地が縦横無尽に走っている。
昔から住んでいる人達には当たり前の生活かもしれませんが、年老いてからのこの階段や坂道は苦労しそうである。
最上段の方まで階段を上がって来ると空き地が増えて来る。
かつては家が建っていた跡地なのか、畑だった場所なのか定かではないですが、上段に行くほどそういった空き地が広がっていた。
石垣の里から眺めた港の風景。
一軒毎の段差がほぼ1階分の高さになっているので、どの家からも港が眺められそうである。これも一つの工夫だったのだろうか。
休憩及びお食事処の「だんだん館」
周辺の景色に溶け込むように昔の民家を模して造られたそうです。
ここでは軽食やコーヒーの他、事前予約で郷土料理を食べる事も出来るそうです。
だんだん館の裏手にある展望所。
小さい焼窯が設置されていて、ちっちゃな焼き物等も行っているようです。
だんだん館の背後に広がる段々畑。
昔は山の中腹まで畑が広がっていたようですが、今は山林化されているそうです。
展望所から眺めた港の風景。
集落のとある場所にこんな石碑があります。
「石垣は 人のまことの つみかさね」吉田トヨカ
とても印象に残る言葉です。