小安峡 不動滝

小安峡と言えば大噴湯の方が人気の観光スポットで、ここはその大噴湯からほど近い場所にある国道398号線沿いの隠れ絶景スポットになります。

隠れ絶景スポットは小安峡温泉総合案内所の裏手になります。
ここの駐車場に車を停めさせて頂き、あとは遊歩道を歩いて行きます。
案内所には売店もあるので帰りに寄ってみると良いでしょう。

案内所の正面を通り過ぎて奥に進むと遊歩道の入口があります。
「不動の滝→」という標識が目印です。

少し苔生した石段を下りて行くと正面に祠が祀られています。
この祠の裏手側に不動の滝と呼ばれる滝があり、勢いよく水が流れ落ちている音が聞こえて来ます。

祠を過ぎると右手に渓谷が見えて来ます。
遊歩道は緩やかな坂道になっていてその先には石橋が見えます。

すぐそこまで静かに流れていた上流の水が、白く水飛沫を上げて一気に流れ落ちて行く様子が見られる。
崖沿いには簡易的に張られたロープしか無いので少し危険であるが、迫力ある水の流れがすぐそばで眺められる。

石橋の上から渓谷を眺めた方がより迫力がある。
浸食された絶壁が相重なって見事な絶景をかもしだしています。

石橋を渡る手前の所に更に下りて行く階段が設けられている。
その階段を下りて行き少し歩いた所に、ひっそりと展望台を兼ねた東屋が設けられています。

東屋からは渓谷に流れ落ちている何本もの細い滝が見られます。
先ほどまで激しく流れていた水の勢いは無くなり、何事も無かったかのように静かに渓谷を流れて行く。
秋は紅葉に染まって、また別の景色を見せてくれる事だろう。