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遠野 カッパ淵

( 分類:景勝地 )


◇ 訪問日 ◇
2020年08月13日
◇ 住 所 ◇
岩手県遠野市土淵町土淵
遠野IC(東北横断道)から国道283号線を経由して、国道340号を通り、総距離およそ7.4km。
◇ 駐車場 ◇
有り 大型バス7台、乗用車37台(無料)
伝承園・カッパ淵駐車場
◇ 備 考 ◇
カッパ淵は常堅寺の裏を流れる小川
常堅寺を通り抜けて行くと近道だが、入山時間以外は通行が出来なくなり、迂回路を通る事になる。
[常堅寺の入山時間]
 4~10月 8:00~17:00
 11~3月 8:30~16:00

カッパ淵1

国道340号線から”伝承園”の案内標識を頼りに交差点を曲がって来ると、無料の大駐車場に到着です。
注意深く見ると”カッパ淵駐車場”という案内標識も出ているので、その案内に従って来るとここに到着します。

カッパ淵2

”カッパ淵”は駐車場から400mほどの場所あります。
また”伝承園”は同じく駐車場から100mほどの場所にあるので、ついでに寄って行く事も出来ます。

カッパ淵3 カッパ淵4

カッパ淵へ向かう道は、駐車場から斜め向かいにある脇道を通って行きます。
この道は遊歩道では無く一般道なので、たまに車が通る事もあるので通行の際は気を付けて歩きましょう。

カッパ淵5 カッパ淵6

少し歩いて行くと道の両脇に緑の壁が続く畑が見えて来ます。
何を育てているのか見てみると、黄緑のホップが沢山なっていました。
遠野市ではキリンビールとの契約栽培で、美味しいビールを作るのに欠かせないホップを長年栽培しているそうです。

カッパ淵7 カッパ淵8

さらに歩いて行くと小さな茶屋「かっぱの茶屋」が営業しています。
ここで販売している「座敷わらしソフトクリーム」が名物で観光客にとても人気があるそうです。

カッパ淵9

茶屋を通り過ぎて少し歩くと、ようやく常堅寺の入口に到着します。
カッパ淵はこのお寺の境内を通り抜けて裏手に流れる小川になるのですが、入山時間以外は境内を通行する事が出来ないので御注意下さい。
(時間外は、迂回路の案内図が入口に書かれていますのでそれに従って下さい)

カッパ淵10 カッパ淵11

常堅寺に入ると最初に御出迎えするのが山門と両脇二体の仁王像
元は別のお寺にあったそうですが、明治維新の頃そこが廃寺となり、その際にここへ移したそうです。

カッパ淵12

山門をくぐり境内に入ると狛犬がお出迎えです。
カッパ淵はまっすぐ進み正面の建物(拝殿)を左手に行きます。

カッパ淵13

常堅寺もまたカッパと縁のあるお寺で、お寺が火事になった際にカッパが頭の皿から水を吹き出して火を消し止めたと言われています。
いまでも境内には一対のカッパ狛犬がお寺を見守っています。
風化していて分かり辛いですが、頭にお皿のある狛犬が座っています。

カッパ淵14 カッパ淵15

拝殿から左手に進み境内を通り抜けて寺の裏手に出ると、遊歩道は林の方へと続いて行きます。

カッパ淵16 カッパ淵17

人だかりが出来ていた所には小川が流れ小さな木の橋が架かっていました。
そしてここがカッパが住んでいると言われている小川です。

カッパ淵18

小川沿いに設けられた遊歩道を歩いて行くと、その先の川辺には小さな祠が建てられている場所があります。
この場所こそが古くからカッパ伝説が伝えられている”カッパ淵”です。

カッパ淵19

祠の前には男女二体のカッパ様が祀られています。
お供え物はもちろんキュウリです!

カッパ淵20
カッパ淵21

お堂の裏手側ではカッパ釣り名人が釣り竿を垂らして、カッパを吊り上げようと日夜狙っています。
餌はもちろん新鮮なキュウリです。
ちなみにカッパ釣りをするには、カッパ捕獲許可証が必要ですので、伝承園で許可証を発行して貰いましょう!!

カッパ淵22 カッパ淵23

こちらがその伝承園になります。
中は古民家や国指定重要文化財等が展示されていたり、民芸品の製作実演や体験学習が出来る施設になっています。
入口部分には観光案内や御土産屋さんもあるので立ち寄って見て下さい。

カッパ淵24

次の場所に出発する前にこちらで安全祈願!
カッパの安全太郎が旅の安全を常に見守ってくれる事でしょう。


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