富岳風穴
( 分類:景勝地 )
- ◇ 訪問日 ◇
- 2021年04月29日
- ◇ 住 所 ◇
- 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖青木ヶ原2068-1
TEL.0555-85-2300
河口湖IC(中央道)から国道139号線を通っておよそ11.5km。 - ◇ 駐車場 ◇
- 有り 大型車10台、普通車150台(無料)
(国道139号線沿いにあり) - ◇ 備 考 ◇
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富士山麓に出来た代表的な溶岩洞窟の一つ。
中は平均気温が3℃と低く天然の冷蔵庫。
昭和初期まで蚕の卵の貯蔵に使われていた。
[入洞料金]大人 350円、小学生以下 200円
[営業期間」4月1日~10月15日
[営業時間]9:00~17:00
鳴沢氷穴と並ぶ富士山麓に出来た溶岩洞窟の一つ富岳風穴は、国道139号線沿いのこの標識が目印です。
駐車場も国道沿いに設けられているので分かり易く、広い駐車場です。
鳴沢氷穴からも800mほどしか離れていません。
駐車場のすぐ横にある「森の駅」
風穴までは、ここから横の道を少し歩いて行きます。
樹海の入口部分とはいえ、道中は周辺がうっそうと茂った遊歩道
苔生した溶岩石等がゴロゴロしています。
富岳風穴の入口ゲートに到着
ここで入洞料金を支払い中へ入ります。
ゲートを通り少し進むと広場があり、その奥に風穴の入口があります。
樹海の中にある洞穴という雰囲気が、少し冒険心を高揚させる気がします。
風穴の入口に掲げられている案内図が凄くシンプル
富岳風穴は横穴型の洞穴で、総延長201mになります。
出入り口部分は階段が綺麗に整備されています。
階段を下りて行くと洞穴内は薄暗く明かりが灯されています。
洞穴内から出入口の方を振り返って見るとこのようになっています。
この辺りは天井もやや低くなっています。
洞穴に入り最初に見えて来るのが氷柱スポット
氷が積み上げられた天然冷蔵庫の部屋がライトアップされています。
この辺りは氷の池になっていて、昭和初期まで関東一円に氷が出荷されていたそうです。
見事な氷柱が多く見られます。
次に見えて来るのは溶岩が作り出した溶岩鍾乳石や溶岩棚
いずれも流動した溶岩が冷え固まる過程で出来た、自然の芸術品です。
風穴の最奥部までやってくると雰囲気がガラッと変わり、ほったて小屋のようなものが現れます。
天然冷蔵庫と書かれたこの小屋は種子の貯蔵や養蚕場になっていたそうで、昭和30年頃まで使われていたそうです。
洞穴の最後には珪酸華(通称ヒカリゴケ)の群生地がありました。
岩壁に青白くついた光るものがヒカリゴケの様です。
洞穴はここで終わりとなりますが、鳴沢氷穴同様に平均気温が3℃と低いので夏の避暑がてら訪れてみては如何でしょうか。