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名勝”飛龍”賀老の滝

( 分類:日本の滝100選 )


◇ 訪問日 ◇
2019年09月04日
◇ 住 所 ◇
北海道島牧郡島牧村賀老の滝
道の駅「よってけ!島牧」から千走川沿いを通る山道を経由して、およそ14.5km。
◇ 駐車場 ◇
有り 乗用車100台(無料)※賀老高原駐車場
◇ 備 考 ◇
落差70m、幅35mの大瀑布。
賀老高原駐車場から第一展望台までは歩いて30分ほど。 ※2019年9月4日現在、第一展望台への遊歩道は落石等の恐れがあるため通行禁止になっている。
付近にはキャンプ場やドラゴンウォーターと言われる天然の炭酸水が湧き出る場所がある。

賀老の滝1 賀老の滝2

国道229号線から賀老高原に向かう道に入っておよそ14kmで広い駐車場に到着する。国道229号線には「賀老の滝→」という案内標識もあり、道も全て舗装された道路になっている。

駐車場には周辺案内図があった。
案内図によると賀老の滝は第一展望台と第二展望台の2ヶ所から見る事が出来るようだ。
その外にもドラゴンウォーター(炭酸水)と言われる場所やキャンプ場が周辺にある。

賀老の滝4

周辺案内図の横にはこんな警告板も立っていた。ということは、滝が見られないかも?と思いながらも、展望台が2ヶ所あるので、どっちかは見れるんじゃないかと淡い期待をしながら向って行くことにする。

賀老の滝5 賀老の滝6

案内図の後ろ側に賀老の滝へと続く遊歩道がある。ふるさと林道という名前だ。尚、案内図にも書かれている通り全域がヒグマの生息地になっているようなので、熊よけの鈴等は必須だ。

賀老の滝7

ふるさと林道を歩くことおよそ10分、賀老の滝の案内図を発見。この辺りが第一展望台への入口になるようだ。ここから山道に入り700mほど歩くと滝見台に到着する。はずだったのだが・・・

賀老の滝8

おそらくこの「通行止め」と書かれた先が第一展望台へと向かう道のはずなんだろうが、駐車場にあった警告板の通りこの道が通行止めになっていた。危険を冒してまで滝を見に行くわけにはいかないので断念するしかない。

賀老の滝9

ちなみに第一展望台から見る事が出来る滝はこんな風景らしい。先ほどの案内板の隅に写真が付いていた。是非ともこの道を復旧して欲しいものだ。

賀老の滝10

第一展望台に行くのが無理ということで、じゃあ第二展望台はどうだろうかと向かってみる。ここは第二展望台へと続く遊歩道がある駐車場。10台ぐらいが停められるスペースなので、初めから車でここまで来ても良いかもしれない。

賀老の滝11 賀老の滝12

駐車場の奥側に遊歩道の入口がある。入口の脇には崩れ落ちてしまった案内標識もあった。この先にあるのが昇龍の橋と太古の道になるようだ。

賀老の滝13

遊歩道を下って行って間も無く朱色の昇龍の橋が見えて来る。しっかりとした橋なんだが、歩いてみるとなんとなく床が傾いている様な感じがした。

賀老の滝14

橋の上から川の下流側を覗き込んだ景色は、とっても良い景色である。この川の先に賀老の滝があるのだが、残念ながらここからでは川しか見えない。

橋を渡り切り少し歩いて行くと道が分かれる。第二展望台へはここから左の方へと進む。分かれ道の所には、この場所についての説明板が立っていた。説明板によればこの辺りは希少個体群保護林つまりは自然保護区域になっている場所であるとの事だ。

賀老の滝17

展望台までの道は整備された遊歩道で歩き易くなっている。周辺を見渡すとブナの木と思われる木々が群生していた。

賀老の滝18 賀老の滝19

周辺を観察しながら遊歩道を進んで行くと間も無く分かれ道が現れる。案内標識もあり展望台へはここから左の方になる。分岐まで来ると左の方の先に行き止まりが見えるので、どうやらすぐそこが第二展望台のようだ。

賀老の滝20 賀老の滝21

第二展望台からみた景色がこれだ。周辺は木々に囲まれてしまっていて肝心の滝はというと、葉の隙間からわずかに見えるだけという何とも残念な結果に終わった。葉が散る秋の終わりくらいであればもしかしたらもう少し見えるのかも知れないが、やはり第一展望台の復旧を強く願うこの日であった。

賀老の滝22 賀老の滝23

気を取り直して、今度はドラゴンウォーターと言われる炭酸水が沸くという場所に来てみる。資料によるとドラゴンウォーターとは、龍神様の御神水と呼ばれる水で、鉄分を含んでいて、飲用すると慢性消化器病、便秘、貧血に効果があるようだ。

賀老の滝24 賀老の滝25

入口の案内標識の裏手が遊歩道になっていて、奥に進むと少し広い場所に出る。そこから更に右奥の方に行くと案内標識が立っているのが見えて来る。

賀老の滝26

案内標識の方向は右を指していて、その先には小川が流れている。そして岩を渡るときに足元注意という注意書きが添えられている。(どういうことだ??)

賀老の滝27 賀老の滝28

小川の方を見ると更に案内標識が立っていて、「湧き出し口はこちら→」と川を指している。どこだ?と思いながら川に下りて右側、なんと湧き出し口は岩を超えて行く上流の方にあった。(これで納得した)

賀老の滝29

目の前の岩を超えてすぐの場所あるのだが足場がとても悪い。「湧き出し口はこちら↓」とちゃんと標識も出ているのだが、どこ?どこだ?と少し探してしまった。

賀老の滝30

というのもドラゴンウォーターが沸いていたのは、岩の隙間からチョロチョロ流れている程度だったからだ。岩が変色しているのが目印になる。川の水量が多いと見られないので、水量が少ない7月中旬から10月下旬が見やすいようだ。


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