幸福駅(幸福交通公園)
( 分類:旧鉄道跡 )
- ◇ 訪問日 ◇
- 2019年09月14日
- ◇ 住 所 ◇
- 北海道帯広市幸福町東1線161
帯広市街から国道236号線を通り、およそ23km。 - ◇ 駐車場 ◇
- 有り 大型車5台、乗用車36台(無料)
- ◇ 備 考 ◇
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1987年に廃線となった旧国鉄 広尾線の沿線駅。
「愛の国から幸福へ」のフレーズにより一大ブームを巻き起こした。
いまでも「愛国から幸福行き」という駅区間切符が一番人気のお土産になっている。
幸福駅が残されている幸福交通公園は、帯広市街から近く、最寄りには帯広広尾自動車道の幸福ICも通っています。
幸福ICから公園駐車場までは、およそ1kmの距離になります。
幸福交通公園の案内図。
広尾線が廃線になった後、幸福駅周辺が公園として整備され観光スポットになりました。
ちなみに駐車場は、この図では左側に設けられています。
幸福交通公園の駐車場からは、かつて走っていた広尾線の車両が見えます。
その左側が公園になっていて、様々な花が植えられ綺麗な花を咲かせています。
線路の反対側には、線路と平行に道があり旧駅舎がある広場へと続いています。
旧駅舎周辺の広場にはいくつかの店舗が並んでいて、訪れた日付入りの記念切符や様々な幸福グッズが販売されています。
(営業時間7:00~18:00、一部の店舗は年中無休)
園内に展示されているオレンジの車両は、廃線になるまで帯広~広尾間を実際に走っていたディーゼル車。
当時の面影をそのままに残されています。
2台ある車両の内、手前の車両の中は改装されていて休憩所のようになっていました。
奥には顔出しパネルも置いてあって記念写真が撮れます。
後方の車両は、かつて使われていたプラットホームとセットで展示されていて、まるで今にも走りだして行きそうな、そんな雰囲気を醸し出しています。
この車両も中まで乗り込んで見学が出来ます。
車両の中は、現役当時そのままの状態で残されています。
昔を懐かしく思い出しながら座る方も、けっこういるのでは無いだろうか。
オレンジの車両の隣には、雪国特有の特殊車両「除雪車」も展示されています。
乗り込む事は出来ませんが、鉄道ファンには貴重な車両かもしれませんね。
プラットホームから旧駅舎に向かう通路には、幸福の鐘が釣り下がっています。
元々は模擬ウェディング体験用に設置されたそうですが、いつのまにかに幸福が舞い込む鐘として人気を集めているようです。
そして幸福駅は、愛国駅と共に「恋人の聖地」に選定されています。
ちなみに愛国駅周辺も公園として整備されていて、当時の面影を残しているそうです。(幸福駅から愛国駅へは約12kmの距離)
幸福駅のシンボルとなっている旧駅舎。
現役当時は待合室として使われていたそうですが、現在は訪れた観光客が切符柄のハガキに名前やメッセージを書いて、来訪記念で壁に貼り付けて行く様になったようです。