シンボルマーク イラストアイコン

熊四郎歩道

( 分類:景勝地 )


◇ 訪問日 ◇
2020年10月05日
◇ 住 所 ◇
群馬県吾妻郡嬬恋村干俣2401
渋川伊香保IC(関越道)から国道17号線を経由して国道353号線を通り、その先で国道145号線に合流し草津方面へ、その後、国道144号線→県道59号線を経由して浅間-白根火山ルート(有料)を通り万座温泉方面へ、総距離およそ80.3km。
◇ 駐車場 ◇
有り およそ10台分のスペース(無料)
◇ 備 考 ◇
標高1800mに位置する万座温泉地にある遊歩道。
遊歩道からは万座温泉が一望出来る。
他にも見所としては、先史時代の古代人が住んでいたと言われる「熊四郎洞窟」に「万座薬師堂」「熊四郎山展望所」等がある。

熊四郎歩道1

標高1800mの高地に位置する万座温泉は、活火山である白根山から2km圏内にあり、2018年1月の噴火以降は国道292号線が通行止めになる等で、足を運びづらくなっていました。
(2020年10月05日現在は噴火警戒レベルが引き下げられ通行可能です)

熊四郎歩道2 熊四郎歩道3

遊歩道の駐車場は明確な案内図が見つからず、地図を頼りに最寄りの駐車場と思われる場所に停めました。
駐車場へ続く道の入口は、国道292号線につながる万座ゲート付近で、カーブの途中から横道に入った先になります。

熊四郎歩道4 熊四郎歩道5

旅館の前を通り過ぎ奥まで進むと、舗装が切れた所で砂利道の駐車スペースが現れます。
明確に駐車場とは書かれていませんでしたが、ここに駐車させて貰いました。

熊四郎歩道6 熊四郎歩道7

遊歩道はしっかりと整備されており、左側に万座温泉峡の景色を眺めながら、まずは東屋を目指して歩いて行きます。

熊四郎歩道8

東屋からの景色
写真では分かり辛いですが、正面の斜面に階段状の遊歩道が有り、山頂の方へと続いているのが見えます。

熊四郎歩道9 熊四郎歩道10

東屋から温泉郷の方を眺めると、下の方で湯気が上がっている湯畑が見えます。
東屋から下の方へ下りて行く遊歩道があるので、そちらから散策してみる。

熊四郎歩道11

下まで来た所で周辺の案内図が立てられていました。
どちらかと言うとこの場所が遊歩道の入口に当たるのだろうか。

熊四郎歩道12

案内図のすぐ目の前に見えるのが万座薬師堂。
このお堂の左脇を通って遊歩道が続いて行きます。

熊四郎歩道13 熊四郎歩道14

遊歩道を歩いて行くと橋が見えて来て、その先は分かれ道になっています。
この橋を渡って行くと先ほどの東屋に戻ります。

熊四郎歩道15 熊四郎歩道16

橋を渡らずに石段を登って行くと、洞窟の様な岩間の入口に赤い鳥居が見えて来ます。
ここは史跡 熊四郎洞窟で観光スポットの一つです。

熊四郎歩道17

洞窟と言っても奥行はあまり無い場所ですが、近くの地域で石器時代の遺物が発見されている事から、先史時代の人々がこの洞窟を利用していたのではないだろうかと言われているそうです。

熊四郎歩道18 熊四郎歩道19

遊歩道は熊四郎洞窟を通り過ぎてからも、厳しい角度で石段が続いて行きます。
途中に分かれ道が現れ、右は周遊道、石段は熊四郎山の山頂に向かいます。

熊四郎歩道20

分かれ道の所から後ろを振り返って見ると、ここでも十分なほど見晴らしが良い景色が望める。
この日はガスが濃く遠くは霞みがかってしまったが、それはそれで幻想的な景色に思えます。

熊四郎歩道21

山頂に続く石段を少しずつ登って行くと、岩場の上に人が居るのが見えた。

熊四郎歩道22

上まで行くと、そこは狭いながらも展望スペースになっており、簡易的なベンチも設けられている所でした。

熊四郎歩道23

展望スペースからの眺めは、先ほどの場所よりも更に素晴らしく見晴らしが良い。
頂上では無いが遊歩道はここまでの様です。

熊四郎歩道24 熊四郎歩道25

来た道を戻り、先ほどの分かれ道から今度は周遊道を散策して見る。
こちらは緩やかな道のりで山裾を歩いて行きます。

熊四郎歩道26 熊四郎歩道27

周遊道の折り返し地点に当たる場所では、一旦谷間を下りて行き、橋を渡って折り返して行きます。

熊四郎歩道28 熊四郎歩道29

周遊道の道中には、高い山の環境だからこそ生息する事が出来る貴重な高山植物や、例年5月中旬~6月中旬頃には紅紫色のアズマシャクナゲが花を咲かせるそうです。

熊四郎歩道30

東屋を起点にして→薬師堂→熊四郎洞窟→展望台と周り、そして周遊道をのんびり散策しながら再び東屋まで戻って来て、時間にして1時間弱のコース。
散策の後は万座温泉で疲れを癒すのも良いもんです。


▲トップへ戻る