土合駅
( 分類:駅 )
- ◇ 訪問日 ◇
- 2021年04月25日
- ◇ 住 所 ◇
- 群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽218-2
水上IC(関越道)から国道291号線を谷川岳方面に行き、およそ12.3km先右側に土合駅。 - ◇ 駐車場 ◇
- 有り およそ50台分のスペース(無料)
※JR土合駅前駐車場 - ◇ 備 考 ◇
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日本一のモグラ駅として注目を集める、JR上越線の駅。
下り線のホームが約71m下の地下トンネル内に作られており、ホームから地上の改札口を出るまでに、合計486段(所要時間は約10分)登る。
1936年(昭和11年)に開業し、1985年(昭和60年)から無人駅になる。
群馬県の最北端に位置し、人里離れた山間部にあるJR土合駅。
元々はスキー客の為に、スキーシーズン限定の臨時の停車場だったそうですが、1936年(昭和11年)から正式に駅として開業されたそうです。
三角屋根の駅舎が特徴で出入口上部には「日本一のモグラ駅」と大きく掲げられています。
駅舎の中は広いロビーと待合室が有り、改札口等は有りますが駅員は常駐しておらず、無人駅になっています。
なので自由に中へ入場し放題という感じです。
切符売り場の中に人が見えたので、あれ?駅員?かと思ったら、実はここ喫茶店になっていて、無人化した元駅務室を再利用して駅茶「mogura」をオープンしたようです。
改札口を通ると通路は二手に分かれており、向って右は上り線ホーム(高崎・上野方面)、左が下り線ホーム(越後湯沢・新潟方面)となる。
駅茶moguraは改札口の中に入口があります。
まずは上り線ホームを覗いて見ます。
上り線ホームは地上にあり、改札口から50mほどでホームに出ます。
屋根は付いていませんが、無人駅の割には立派なホームが設けられています。
スキーシーズン中は多くのスキー客が乗り降りするのかもしれませんね。
上り線ホームから折り返して、いよいよ今度は注目の下り線ホームへ
いったん改札口の所まで戻って来ました。
下り線ホームへ向かう通路は初め直線の長い通路。
電気が点いてなく窓から差し込む明かりだけなので、やや薄暗くなっています。
距離にして約140mほどある通路を歩くと、その先に今度は地下に向かって果てしなく延びていく階段が現れます。
これが日本一のモグラ駅と異名をとなえる462段の名物階段である。
下り線ホームへ向かう通路を外から見ると、この様になっています。
川を横断し山の斜面から地下に入って行きます。
名物階段も丁度山の斜面にかかる部分から始まるようです。
階段には照明が点いていますが、あまりの深さに最初のうちは下の階が見えませんでした。
下りて行くとやっと見えたという感じです。
下から見上げてもこの通り、上の階が遥か彼方という感じです。
それもそのはず、標高差がなんと70m以上もあるのです。
これは15~20階建てのビルに相当する高さになります。
下まで降り切ると、短い通路を経て下り線ホームに到着します。
エスカレーターは残念ながら設置されていませんので、重たい荷物を持って歩くのは大変そうですね。
こちらが下り線のホームです。
広さは2車線分ありますが、1車線に減らしてホームが設置されています。
ホームにも待合室があります。
机にはペンとノートが置かれており、訪れた記念に好きなことを書き込めるようにしてありました。
他にも駅員用の事務室等いくつか部屋がありますが、そちらは特製ビールの熟成庫として利用されていました。
トンネル内は一年を通じて低温で気温の変動が少なく熟成に適している様です。
無人化してから36年以上も経つ駅ですが、これからも名物駅として末永く有り続けるのかもしれませんね。