余部鉄橋「空の駅」
( 分類:展望台 )
- ◇ 訪問日 ◇
- 2019年11月30日
- ◇ 住 所 ◇
- 兵庫県美方郡香美町香住区余部
余部IC(山陰近畿道)から国道178号線を通りおよそ1km。 - ◇ 駐車場 ◇
- 有り 大型車4台、乗用車52台(無料)
道の駅「あまるべ」の駐車場と共用 - ◇ 備 考 ◇
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JR山陰本線 余部鉄橋の架け替えに伴い、旧鉄橋の一部を利用して展望施設「空の駅」が新たに誕生。
<余部クリスタルタワー>
[利用時間]6:00~21:30
[利用料金]無料
余部鉄橋とは、現在も稼働しているJR山陰本線の鉄橋で、平成22年8月に新しくコンクリート橋に変わり、それまで使用していた鉄橋の一部を保存し「空の駅」として新たに展望施設が設けられました。
余部鉄橋「空の駅」周辺案内図
空の駅周辺は公園として整備されていて、公園と併設して道の駅「あまるべ」が設けられています。
またJR餘部駅は今も利用されている無人駅になります。
こちらが道の駅「あまるべ」
多くの観光客が訪れています。
道の駅駐車場はあまり広く無く、駐車台数も少ないので割と混雑気味。
そこに観光バス等も立ち寄って来ます。
少し離れた場所に第2、第3駐車場も設けられています。
空の駅には専用の駐車場が無いので、道の駅の駐車場に車を止めて行きます。
空の駅へは現在も残されている鉄橋跡の横を通って山の斜面の方へと行きます。
残されている鉄橋跡は脚の最下段部分のみですが、かつてはそこに鉄橋があった事を物語っています。
展望施設前の芝生広場
鉄橋の脚の間に設けられているのがクリスタルタワーと呼ばれるエレベータ施設で、なんと無料で利用する事が出来ます。
地上高約40mの鉄橋と展望施設。
下からクリスタルタワーを見上げると、なんとも圧巻です。
別の角度からクリスタルタワーを見上げるとこの様になっています。
かつて利用されていたという鉄橋部分も、下から良く分かります。
クリスタルタワーの正面入口
展望施設だけではなく現存する餘部駅への行き来にも利用されますが、この施設が出来上がるまでは、山の急斜面を上がって行くしか手段がなかったそうです。
クリスタルタワーを上がり展望施設へ
展望施設からは周辺の街並みや日本海が眺められます。
かつて利用されていた線路が枕木と共に今も残されています。
その右側では新設されたコンクリート橋が現在活躍しています。
クリスタルタワーから続く通路は、かつて線路だった部分を舗装し利用していてレールがそのまま残されています。
通路はそのまま餘部駅のホームへと続いています。
右側の線路が露出した部分は観光用に開放されていて、普通なら立入禁止となっている線路に立入る事が出来るので、線路内で記念写真を撮る人や、歩いて渡る人など様々いました。
そこに丁度良く在来線がやって来ると、電車を待っていた観光客がカメラを構えて集まり出し、記念写真を撮りまくっていました。
残念ながら在来線を利用するために待っていたという客はいなかった様です。
観光客がいなくなり静まり返る餘部駅のホーム
無人駅なのでホームの出入りも自由に出来るのが嬉しい。
(※注:本線の線路内はもちろん立入禁止です。)
利用客は少ないにしろ、地元住民の生活には欠かせない鉄道。
たまには鉄道を利用して旅行して見るのも悪く無いかもしれませんね!