轟九十九滝
( 分類:日本の滝100選 )
- ◇ 訪問日 ◇
- 2019年11月19日
- ◇ 住 所 ◇
- 徳島県海部郡海陽町平井字王余魚谷
徳島IC(徳島道)から国道11号線経由の国道55号線を通り、しばらく進んだ先で海陽町の交差点を右折して国道193号線に入る。道なりにしばらく進み、その先のT字路を左折して県道148号線を通る。総距離およそ109km。 - ◇ 駐車場 ◇
- 有り 乗用車8台以上(無料)※大型車も可
- ◇ 備 考 ◇
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日本の滝100選の1つ「轟の滝(本滝)」は、落差58mの直瀑。
轟の滝の上流には、連続して流れ落ちる様々な滝があり、それらを含め総称して「轟九十九滝」と呼ばれている。
轟の滝から最奥部(最上部)で流れる鍋割りの滝までの距離は約1500m。
往復で2時間以上のコースとなる。
徳島県の山奥、秘境の一歩手前といった感じの場所に日本の滝百選の一つが流れている。
ここは目的地付近の道で最初に現れる駐車場。
目立つように駐車場の標識も立っているので、迷わずここに車を停めて散策を始める。
駐車場からおよそ120mほど歩いて行くと、とどろきの館という観光案内所が建っていて、その先にも8台ほどが停められる駐車場が設けられていた。
観光案内所は閉まっていたがトイレは使用可能。駐車場も空いているならば、こちらに停めても問題ないだろう。
轟九十九滝巡りの遊歩道は、この観光案内所が基点のコースとなっていて、まずは赤い橋を渡って本滝(轟の滝)へと向かいます。
周辺は紅葉がピークを過ぎた頃で、赤く染まったモミジが沢山落ちています。
赤い橋を渡り切った所には轟九十九滝巡りの全体図が書かれた看板があったが、かなり汚れていて良く見えない。
ここからしばらく坂道が続いている。
3分程歩いて行くと石段が見えて来て、その上に神社の門が現れる。
石段は古く年代を感じさせる様に少し苔生しっている。
階段を上がり見えて来た門は、轟山竜瀑院という神社の入口でした。
轟の滝はこの神社を通り抜けて行くと近道になる。
門の手前の右側には、更に上がって行く石段と赤い鳥居がある。
この石段の上に建っているのが、総本社 轟神社になる。
轟神社を経由して轟の滝へ行く事も出来る様だ。
今回は竜瀑院を通り抜けて滝を目指してみる。
住職らしき人影は見えなかったが、庭には焚火の跡が残っている。庭を通り抜けて行くと奥へと通路が続いていた。
滝へと続く遊歩道。
左側には川が流れ、その川を渡る橋も見えて来る。
遊歩道はやがて轟神社から下って来る道と合流し、その先の方に赤い鳥居が見えて来る。
立っている石碑には本滝神社と書かれている。
轟の滝があるこの場所を神社として祀っているようだ。滝は鳥居の向こう側で流れているのだが、絶壁に阻まれてしまって残念ながらここからでは見えない。
来た道を少し戻り、途中で見かけた橋を渡って行くと九十九滝巡り遊歩道となる。
九十九滝巡り遊歩道の入口に立っている案内図。
汚れていて見ずらいが、全体像がなんとなく見えて来る。ここに書かれているだけでも7ヶ所の滝がある。他にも書かれていない滝が大小多くある様です。
この階段が九十九滝巡り遊歩道のスタート地点となる。
1つ目の滝までは苔生しった急勾配の階段が続いているが、それを超えてしまえば緩やかな道が多くなる。
急勾配の階段が終わり道が緩やかになった所で、最初に現れるのが「二重滝」。
遊歩道から脇道に入って行くと、川の上流側で2つに分かれて流れ落ちている滝が見える。これが「二重の滝」である。
遊歩道に戻り次の滝を目指す。
道のほとんどが川に沿って行くルートになっていて、緩やかな所が多いが所々で急斜面を上がったりして行く。
2つ目の滝「横見の滝」に到着。
散策しながら歩いているのでペースは遅い方だと思うが、1つ目の滝からここまでは18分ほどかかっていた。
5つ目に「鳥返しの滝」
落差が10mほどあり、滝つぼがとても広い。
5つ目以降は、川沿いから少し離れ林道をひたすら上がって行く道となる。
ガイドブックによると途中にもいくつか滝があるはずなんだが、特に表示が見当たらず、何処かわからなかった。
滝の近くには小さな鳥居があり、小さな鍋割神社が祀られている。
轟九十九滝巡りの最中地点に到着です。
ペースはかなり遅めの方だとは思うが、ここまでの所要時間はスタート地点からおよそ1時間22分ほどでした。
遊歩道は岩の間を抜けて更に奥へと続いているが、この先、川の上流は緩やかになっていて滝は無いようです。標識も親切に立てられています。
どこまでこの遊歩道が続いているのか不明ですが、目標を達成したので折り返し帰路につきました。