シンボルマーク イラストアイコン

阿波の土柱

( 分類:天然記念物 )


◇ 訪問日 ◇
2019年11月19日
◇ 住 所 ◇
徳島県阿波市阿波町北山540
脇町IC(徳島道)から国道193号線を北へ進み、「西長峰工業団地→」の標識がある交差点(信号無し)を右折する。
道なりに4.6kmほど進むと土柱そよ風広場の駐車場に到着する。総距離およそ6.2km。
◇ 駐車場 ◇
有り 乗用車約40台(無料)
※土柱そよ風広場駐車場
◇ 備 考 ◇
「四国八十八景」の1つ。
何ヶ所か観賞が出来る阿波の土柱の内、波濤嶽は国の天然記念物に指定されている。
「世界三大奇勝」の1つと称され、アメリカのロッキー、イタリアのチロルに並ぶ土柱である。
阿波PA(上り)から歩いて行く事も可能(徒歩およそ5分程度)

阿波の土柱1

阿波PA(上り)の近くにある「土柱そよ風ひろば」公園の無料駐車料。
天然記念物の阿波の土柱へは、ここに車を停めて歩いて行く事になる。

阿波の土柱2

乗用車40台ほどが停められる、わりと広めの駐車場。
訪れた時には、数台しか停まっていませんでした。

土柱そよ風ひろばの入口階段横に園内の案内図が掲げられている。
シンプルな案内図だが、土柱がある波濤嶽(はとうがたけ)は階段を上がり遊歩道を西の方へと進んで行く。

阿波の土柱5 阿波の土柱6

いくつか分かれ道が出て来るが、案内標識に従って歩いて行く。
まずは土柱の正面の方へと行って見る事にした。

阿波の土柱7

遊歩道の途中に階段があり、この階段を上がって行くと土柱の上部に行く事も出来る。
まずは土柱の正面から見学しようと坂を下りて行く。

阿波の土柱8 阿波の土柱9

駐車場から歩く事およそ3分、それまで木々に囲まれていた景色が突然開け土の壁が目の前に現れた。

阿波の土柱10

世界三大奇勝の1つと称される波濤嶽の土柱正面に到着。
ゴツゴツした断崖絶壁とは違い、今にも崩れてしまいそうな脆く弱そうな土柱、そんな印象に感じた。

阿波の土柱11

案内図には駐車場が2ヶ所記されている。1つは最初に紹介した場所でもう1つは波濤嶽から最も近い駐車場になっている。
但し、波濤嶽から最も近い駐車場は、身障者専用の駐車場となっているので御注意。マナーは守りましょう。

阿波の土柱12

ここが波濤嶽から最も近い駐車場の入口付近。
分かれ道を右側に進むと身障者駐車場になっている。

阿波の土柱13

身障者駐車場は、区画の白線がかなり消えてしまっているので分かり辛いが2台分の駐車スペースになっている。
この駐車場から展望所まではバリアフリーになっているので車椅子で見に行く事も可能。

阿波の土柱14

先ほどの分かれ道から左の方(車両通行止めの看板がある方)を歩いて行くと上の展望台に行ける。
上の展望台へ行く坂の途中には、もう1つハイキングコースが整備されている。

阿波の土柱15

ハイキングコースの方には、波濤嶽の土柱とは別に橘嶽の土柱を見学する事が出来る展望台が設けられている。
時間に余裕があるならば、ハイキングコースも回って見るのも良いだろう。

阿波の土柱16

上の展望台に到着。
高さ的には波濤嶽より低い位置であるが景色は悪くないと言えるだろう。

阿波の土柱17

上の展望台から眺めた波濤嶽の土柱。

阿波の土柱18

展望台の前には東屋が設けられている。
その東屋には、なにやら人形が置かれている。

説明によると、置かれている人形は手作りアートの人形で、感謝の気持ちやおもてなしの心を表現する「やねこじき」という伝統文化だそうだ。

阿波の土柱21 阿波の土柱22

上の展望台を通り抜けて更に進んだ先に、波濤嶽の上部に行ける遊歩道が整備されている。
波濤嶽の上部に行く遊歩道は、分かれ道を右に下りて行き橋を渡って行く。

阿波の土柱23 阿波の土柱24

橋を渡った先は階段が長く続いている。
階段を上りきり古びた建物の横を通り過ぎて来ると広場に到着する。

阿波の土柱25

広場には柵などが全く無く、崖から下を恐る恐る覗き込んで見ると...
足元にはこんな景色が広がっている。
右上にあるのが先ほど眺めていた上の展望台。

阿波の土柱26

波濤嶽の上部から眺めた阿波市の街並み。
この景色を背景にドラマの撮影も過去に行われている。

阿波の土柱27

脆く見えるこの地面が今にも崩れ出しそうに感じられる。
下を覗き込んでいると、なんだか吸い込まれて行きそうな感覚にもなった。

阿波の土柱28

別の角度からの眺め。
年々少しずつ削られていく土柱は年を追うごとにその姿を変えているという。
次に訪れた時には、また違った姿になっているのだろう。


▲トップへ戻る