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奥祖谷二重かずら橋

( 分類:景勝地 )


◇ 訪問日 ◇
2019年11月20日
◇ 住 所 ◇
徳島県三好市東祖谷菅生620
井川池田IC(徳島道)から国道192号線を経由して国道32号線を通り、その先県道45号線と県道32号線を経由して国道439号線を通る。総距離およそ66.4km。
◇ 駐車場 ◇
有り 乗用車30台(無料)
◇ 備 考 ◇
「四国八十八景」の1つ。
[営業時間]
・4月~6月 8:00~17:00
・7月~9月 7:30~18:00
・10月~11月 8:00~17:00
・12月~3月 冬季休業
[入場料]
・大人 550円、子供 350円

二重かずら橋1

祖谷のかずら橋と言えば、徳島県では名が知られている人気の観光スポットになるが、そこから30kmほど離れた山奥の秘境に、実はもう1つ”かずら橋”が架かっている。それがここ「奥祖谷二重かずら橋」である。
ここは道路脇に設けられた奥祖谷二重かずら橋の駐車場。

二重かずら橋2

駐車場は受付所を挟んで両側に設けられている。
かずら橋へは、受付で入園料を支払い左側の階段を下りて行った先になる。

入園料は大人550円、子供350円。
園内にはキャンプ場も併設されている。
管理人の方は園内の掃除も対応しているようで、訪れた時には「只今不在です」という札が立てかけられていた。
(※料金は帰り際に支払いました。)

二重かずら橋4

受付所の横から階段を下りて行く。
わりと整備された綺麗な遊歩道は、けっこう下まで続いている・・・

二重かずら橋5

遊歩道を下りて行くと、早速下の方にかずら橋が見えて来た。
その右の方には小さな滝も流れている。

二重かずら橋6

遊歩道から見えた、かずら橋のそばで流れる小さな名も無き滝。
小さいながらも風情がある滝である。

下りて行く階段の途中に、かずら橋の由来について書かれた看板が立っていた。
これによると、かずら橋の歴史はかなり古く、かつては13の橋が架かっていたが、今残っているのは2ヶ所だけだという。

二重かずら橋8

まず初めに階段の上から見えていた橋に向かってみる。
こちらは二重かずら橋の”男橋”と呼ばれている橋。

二重かずら橋9

祖谷のかずら橋に比べたら低い高さの橋ではあるが、それでも十分にスリル満点の眺めである。

二重かずら橋11

特にスリルがあるのが足元の部分。隙間が大きく空いていて真下が良く見える。
気を付けて歩かないと、大人でも隙間から足を落としてしまいそうになる。

二重かずら橋12

下から男橋を見上げて見るとこんな感じになっている。

二重かずら橋13

次に、男橋と平行に並んで架かっている小さいかずら橋が女橋。
この二つを合わせて、別名夫婦橋とも呼ばれているそうだ。

二重かずら橋15

作り自体は男橋と同じで、やはり床面は隙間が多い。

二重かずら橋16

隙間の幅も男橋と同じくらいか、やや広い気もする。
私の足は27cmで幅広の靴を履いているのですが、この通り隙間にすっぽりと入ってしまいます。

二重かずら橋17

女橋の上から眺めた周辺の景色。
紅葉のピークは過ぎた感じだろうか、だいぶ葉が散ってしまっているが、赤や黄色く色付いた景色はとても綺麗です。

二重かずら橋18

下から女橋を眺めるとこんな感じになっている。
今でこそワイヤーが張られていて安心して渡る事が出来るが、昔は木のつるだけで支えていた橋だったので驚きである。

二重かずら橋19

ここ奥祖谷にはもう1つ「野猿」と呼ばれる屋形の渡り籠が設置されている。
2本のワイヤーと滑車で屋形が吊られ、人力でロープを引っ張って渡って行く。

二重かずら橋20

屋形は小さいけれど、子供から大人まで乗れる強度があるようです。
定員は3名。小さい子供を乗せるときは、安全のため大人が付き添って一緒に乗りましょう。

二重かずら橋21

私も試しに、籠に乗って渡ってみました。
かなりスリルがありますが、乗って見ると割と安定していて快適に渡れます。
怖いのは乗り降りをする時で、籠をしっかり押さえていないと自重で勝手に動いてしまいます。
この他にも自然を満喫できる散策路があるので、時間に余裕があるならば散策してみて下さい。


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