シンボルマーク イラストアイコン

遠藤ヶ滝

( 分類:景勝地・滝 )


◇ 訪問日 ◇
2019年07月13日
◇ 住 所 ◇
福島県安達郡大玉村玉井前ケ岳
◇ 駐車場 ◇
有り 乗用車30~40台(無料)
本宮IC(東北道)から国道4号線を本宮方面に進み、およそ5.9kmほど行くと県道30号線と交差する(PLANT5大玉店の交差点)のでそこを左折、およそ6.2kmほど先に「フォレストパークあだたら」への分岐点が出て来るので「フォレストパークあだたら」の方へ左折、突き当りを右折して550mほど先の分岐点を左折して行くと遠藤ヶ滝駐車場に到着。
◇ 備 考 ◇
遠藤盛遠(後に文覚上人と改名)伝説が語り継がれる霊験高い滝。
その昔ここは遠藤ヶ滝不動尊の山岳修行道場であり、多くの修験者が訪れたという。

遠藤ヶ滝1

遠藤ヶ滝遊歩道入口の駐車場。
遠藤ヶ滝不動尊神社があるだけあってか、もったいないくらい広い駐車場である。

駐車場の奥側には遊歩道案内図がある。
案内図によると、遠藤ヶ滝の先にある川が通行不可になっていて、ぐるっと一周する事が出来ないようだ。

遠藤ヶ滝3 遠藤ヶ滝4

案内図が有る場所から、さらに奥の方に遊歩道の入口が有る。
遠藤ヶ滝へは、不動尊神社を経由して行く事になる。

遠藤ヶ滝5 遠藤ヶ滝6

川を渡った先は砂利が敷かれた林道が続く
しばらく歩いていると遠くに階段が見えてきた。

遠藤ヶ滝7 遠藤ヶ滝8

階段の両脇には「南無大聖不動明王」と書かれたのぼりが何本も立っている。ここが不動尊神社の入口である。階段を上がった先が神社の境内だ。

遠藤ヶ滝9

山奥にある神社の割には、けっこう広い境内だ。
広場の真ん中には、何を行うのか分からないが円盤状の石の台も作られている。周りに雑草があまりなく綺麗に管理されていることが良くわかるが、人の気配は全く無い。

遠藤ヶ滝10

遠藤ヶ滝へと続く遊歩道は、境内の右奥の方にあった。

遠藤ヶ滝12 遠藤ヶ滝13

遊歩道を歩いて行くと間も無く川にかかるシンプルな橋が見えて来る。砂利が敷かれた遊歩道も橋までで終わりだ。橋から先は山道となっている。

遠藤ヶ滝14

さっきまであった神社の雰囲気は全く無くなり、すぐ横には小川も流れる完全な山道になった。ここからは気分を変え、滝を目指して突き進むだけだ。

遠藤ヶ滝15 遠藤ヶ滝16

道中きついアップダウンは無く、割となだらかな山道をどんどん突き進んで行くと、二つ目の橋、そして三つ目の橋とたどり着く。

遠藤ヶ滝17

3つ目の橋を渡り少し進むと、なにやら案内標識のような看板が立っているが、かなり古びていて書いてある文字があまり読めない。
なんとか読めるのは、これより先、三日月滝、文覚上人参※、石室、△■○※の不動滝、とここまでだ。

遠藤ヶ滝18

看板の横の足場の悪い岩間を上がって行くと滝が現れた。三日月の滝である。
水量はやや少ない気がするが、大岩に沿って扇形に流れる姿はなんとも綺麗だ。

遠藤ヶ滝19

三日月の滝の横にある錆びた階段を上がり先に進む。
川沿いに歩いて行くルートで、その先には再び急勾配の錆びた階段がある。階段の右側にある大岩の下が石室と言われる場所のようだ。けっこう奥行きが有る。

遠藤ヶ滝20

錆びた階段を上がると、そこには落差はあまりないものの大岩の間から水音を立てて流れ落ちる滝が現れる。
目的の遠藤ヶ滝に到着だ。

資料によると、この滝は昔、文覚上人(遠藤盛遠)という者が滝に打たれ荒行を修めた場所といわれているらしい。さらには遠藤盛遠伝説というのもあるようだ。(※詳しくは関連リンクの大玉村公式HPを参照)

遠藤ヶ滝22

ここからさらに階段を上がって先に進める道が有る。本来ならば遊歩道をぐるっと一周して駐車場へ戻れる道があるのだが、階段脇に看板も立てられていて「この先、橋欠損のため通行できません」と書かれている。

遠藤ヶ滝23 遠藤ヶ滝24

橋を渡れないと知りつつ、その欠損した橋まで行ってみた。
橋の半分が見事に崩落している。元々かなり老朽化していた橋に木が倒れ込んできて半分崩落したという風に見える。手前のスロープになっている部分もかなり老朽化しており、歩くと足を踏み抜きそうなほどであった。

遠藤ヶ滝25

橋の手前で撮った下流側の風景。
いつの日かこの橋を直して頂き、一周出来るハイキングコースとして復活して頂けたらと願います。


▲トップへ戻る