塩屋埼灯台
( 分類:日本の灯台50選 )
- ◇ 訪問日 ◇
- 2019年10月21日
- ◇ 住 所 ◇
- 福島県いわき市平薄磯宿崎34
いわき中央IC(常磐道)から国道49号線と国道6号線を通り、県道241を経由して海岸沿いの県道382号線を通る。総距離およそ20km。 - ◇ 駐車場 ◇
- 有り 大型車10台、乗用車50台(無料)
- ◇ 備 考 ◇
-
日本の灯台50選の1つ
塩屋埼灯台は、全国でも珍しい登れる灯台です。
[参観時間]8:30~16:00(受付は15:30で終了)
[参観寄付金]大人(中学生以上)300円
[定休日]強風などの悪天候時
塩屋埼灯台へと続く、遊歩道入口付近に設けられている観光駐車場。
駐車場の入口部分がカーブになっていて見通しが悪いので、入場の際は対向車が来ていないか注意が必要。
観光駐車場の一角に建立されている、美空ひばりの歌碑。
その背後には、小高い丘にそびえ立つ塩屋崎灯台が見える。
1987年12月に病からの復帰第1作に塩屋崎灯台を舞台にした楽曲「みだれ髪」と「塩屋崎」を発表し全国ヒット曲となった事から、いわき市と美空ひばりには深い縁が出来たようです。
ここに訪れるまで全く知りませんでした。
塩屋崎灯台へは、駐車場横の階段から上がって行きます。
ここから灯台までは、およそ190mの距離。
約30kcalを消費できる運動量があるようです。
階段を上がり始めてすぐの所に、灯台の参観案内が掲げられています。
注意したいのが参観時間。灯台を登れる時間が8:30~16:00となっているが、入場受付は15:30で終了してしまいます。閉まるのが早いですね~
遊歩道の前半は、変則的な階段が続いています。
通常の階段だったり、階段と言うよりも段差のある坂道のような通路だったりしています。
後半は長い坂道になっていて、その先には入口ゲートが見えてきます。
実は参観受付終了間際だったので急いで坂を上がって行きました。
入口ゲートを入ると、灯台をバックに創立120年の垂れ幕が掛かっていました。
塩屋埼灯台は明治32年(1899年)12月に初点灯され、その後2度の震災被害を受けた歴史がある。今はその復興のシンボルとして灯火を点し続けています。
ここが灯台の参観受付所になります。
200円の寄付金を払い右側のゲートから灯台に向かう事が出来ます。
ちなみに受付所の裏側が資料館になっていて、灯台グッズも販売していました。
塩屋埼灯台は地上から約27mあり、22海里(約41m)を照らしています。
全国でも数少ない”登れる灯台”の1つで、地上約20m海面からだとおよそ70mの高さから展望する事が出来る。
灯台の入口。
固く閉ざされている灯台が多い中、ここは大きく扉が開かれ観光客を迎え入れてくれます。
展望所までは時計回りに螺旋階段を上がって行きます。
狭い通路になっているので、他の観光客とすれ違うのが大変かもしれませんね。
最上段まで階段を上がると、頭の上に大きな灯火レンズが見られます。
稼働中のレンズを間近で見られるのは、なかなか貴重ですね。
扉から外に出て展望所から眺めて見る。
まずは参観受付所がある方の景色。
駐車場の方からは分からなかったが、反対側の斜面は断崖の法面になっていた。
灯台から北の方に広がる薄磯海岸の景色。
左下に見えるのが美空ひばりの歌碑が建つ駐車場です。
そして灯台の南の方に広がる豊間海岸の景色。
灯台の上からの眺めはとても素晴らしく、高さも有るので遠い岬まで見渡す事が出来ます。ただ物凄い強風にあおられてしまい、体が風に持っていかれそうになり、高い場所だけに怖かったです。
灯台を下りて帰りがけに資料館によってみました。
小さい部屋でしたが、ここには実際に使われていたという灯台のレンズや、灯台の仕組みついての資料や模型等が展示されていました。
塩屋埼灯台に来て初めて知ったのですが、ここの灯台の様に”登れる灯台”は全国に16基ありました。
全部を巡るのは、なかなか難しいですが、近くまで行く事があれば是非寄ってみたいと思います。