塔のへつり
( 分類:景勝地 )
- ◇ 訪問日 ◇
- 2020年06月27日
- ◇ 住 所 ◇
- 福島県南会津郡下郷町弥五島下タ林
[最寄り駅]会津鉄道 塔のへつり駅から約350m
[車の場合]白河IC(東北道)から国道4号線を経由して国道289号線、国道121号線と通り、総距離およそ45km。 - ◇ 駐車場 ◇
- 有り 木かげの駐車場(有料 普通車300円/回)
※大型車も駐車可 - ◇ 備 考 ◇
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100万年かけて自然が造り上げた、浸食と風化の造形美がある景勝地。
1943年(昭和18年)国の天然記念物に指定される
「へつり」とは方言で”危険な崖”を意味する。
国道121号線から「塔のへつり→」と書かれた緑色の看板を目印に交差点を曲がり、道なりに進むと踏切を渡り、直進して行くと右側に駐車場が見えてくる。
ここは有料となるので駐車場の入口で料金を払い車を停めます。
駐車場は広く普通車は1回300円と高くは無い。
大きい車でも余裕で止める事が出来ます。
塔のへつりまでは駐車場から歩いておよそ3分ほどの距離となります。
お土産兼食事処が何件か建っていて専用の駐車場が少しありますので、空いていればこちらに停める事も出来そうです。
お店の前を通り過ぎて奥に行くと、塔のへつりが遠くに見えて来ます。
塔の様にそそり立つ奇岩怪石には、それぞれ名前が付けられていました。
入口から階段を下りて行く途中にも1件のお店が建っています。
お店のテラスで休憩しながら景色を眺める事も出来る様です。
お店の前を通り過ぎて更に階段を下りて行くと、対岸へと渡って行ける吊橋が架かっています。
対岸には草木でだいぶ覆われてしまっていますが、まるで塔のように立ち並んだ奇岩がいくつも連なって見えます。
その下部には、浸食で岩が削り取られてまるで通路の様にもなっています。
吊橋の名前は「藤見橋」初夏には藤の花が見られるとか?
そこそこ揺れる橋を渡り、左側に降りて橋の下をくぐって右の方へと続きます。
浸食によって削られた岩場が、ちょうど人が立って歩けるほどになっており、もの珍しさから多くの観光客がこの岩場で記念写真を撮っていました。
以前は橋から左側の方へも遊歩道が続いていた様で、その名残が所々に残っています。
岩場の通路を実際に歩くとこんな感じ
高さは2m位あるので背の高い人でも普通に歩ける。
通路を歩いた奥には大岩の下でなにやら地蔵が祀られています。
壊れた石の灯篭に鳥居の台座の様な跡があります。
その左側には石の階段があり上に上がって行く事が出来ますが、奥行きが無い階段で勾配もきついので、足を踏み外しそうで怖いです。
階段の上にあったのは虚空蔵菩薩を祀っている小さな神社
大岩がくりぬかれ、その中に建てられたように見られる。
訪れた時は外の扉が固く閉じられており隙間から覗き見る事しか出来なかった。
場所は変わって、ここは最寄り駅となる会津鉄道の「塔のへつり」駅
無人駅ですが入口にどこか風情が有り、帰りの汽車を待つ利用客もいました。
たまにはノンビリと汽車の旅もいいかもしれませんね。