幻の大滝
( 分類:景勝地・滝 )
- ◇ 訪問日 ◇
- 2020年06月27日
- ◇ 住 所 ◇
- 福島県須賀川市滝字額取山国有林地内
須賀川IC(東北道)から県道67号線を通り、およそ16.4km。大滝川公園付近。 - ◇ 駐車場 ◇
- 有り 乗用車およそ5台分のスペース(無料)
- ◇ 備 考 ◇
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落差およそ80mの分岐瀑。
大滝川の源流にある滝で、雪解け水・降雨後の水の多いときにのみ雄大な姿を見せる。
駐車場から約2kmの遊歩道を歩く。
途中、川や沢を歩くので長靴が必須。
熊も出没するので熊鈴が必須。
県道67号線を走って行くと大滝川公園(やまぶきの里)を案内する標識と共に「幻の大滝」と書かれてた案内標識が有り興味をそそがれる。
見逃しそうな標識を頼りにいくつか道を曲がって行くと写真の案内図が立っている場所に辿り着く。
周辺は、案内図がある場所までは舗装されているが道幅は狭く、途中から舗装が無くなり砂利道に変わります。
また案内図の裏手には砂防ダムが見える。
そこから先は完全な林道となり当然道幅も狭く、すれ違いが困難な道のりとなります。
滅多に対向車が来るような道では無いですが、川釣りに訪れる方もいる様なので注意が必要です。
この先に車を停める場所があるのだろうかと不安になりそうな林道を、道なりに進んで行きます。
道中にチラホラと川釣りしている人も見かけました。
しばらく進むと右側に「これより先、車両進入禁止」と書かれた看板が現れ、そのすぐ後に広い場所に出ます。
この奥は道が封鎖されてますので、車はこの広い場所に駐車して行きます。
ここから幻の大滝が流れる場所まで約2km。
車が通れるほどの道幅がありますが、この先は林道が一部崩落する等危険個所がいくつかあるので車両は進入禁止になっています。
もちろん徒歩でも注意は必要です。
装備を整え早速出発です。
熊の出没情報もあるので最低限熊鈴を身に着けて行きましょう。
出発して早々に崩落個所が現れます。
歩く分には問題ないので山側に寄ってかわして行きます。
林道は川に沿って続く1本道なので迷う事はまずないでしょう。
道中は小川のせせらぎや鳥の鳴き声など、自然を満喫しながら歩いて行きます。
歩き始めてからおよそ1kmをゆうにすぎた辺りで、道は砂防ダムを超えて川原に降りて行きます。
林道はここで完全に終わり、ここからは道無き道を歩いて行くので迷わないように慎重にルートを選んで行きます。
川原を歩いて行くと「幻の大滝→」と書かれた青い案内標識が立っています。
この先にも、この青い案内標識が70m~100m間隔で所々に立っていて、これが唯一の目印となっています。
幻の大滝はこの小川の上流にあるので、川に沿って行けば辿り着きますが、道中のルートは慎重に選ぶ必要があります。
ここは川を横断して左に見えるケモノ道を選び進んで行きました。
途中でケモノ道が無くなり、また川を横断して今度は反対側に見えるケモノ道を進んで行く。
その先で青い案内標識が現れるので、方向は合っていると少し安心出来る。
滝まであと450mです。
道なりに歩いて行くと、川の流れが大きく変わる場所に着きます。
川はここでも一つの滝となって流れ落ち下流へと流れて行きます。
幻の大滝は川を横断して更に奥へと進みます。
川を横断した所にまた青い案内標識が立っています。
滝まであと380m
この標識から先のルートが分かり辛く、ケモノ道らしき道も見当たらないので、ここは川を遡って行きます。
(帰りに気づいたのですが、この左の茂みにケモノ道がありました。)
川を遡って行くと、その先で2つの川が合流している場所に辿り着きます。
ここで方向を間違えると迷子になるので御注意。
よく見ると左の川上に青い案内標識が有る事に気づきます。
滝まであと300m
川を横断して案内標識の所へ行くと、その裏側にケモノ道を発見。
ピンクのリボンも所々に結んであるので、それを頼りにケモノ道を進みます。
滝まであと200mの標識が現れ、この辺りから道は川原に降りて行きます。
川原に降りたら今度は川の左側を遡って行きます。
滝まであと130m
これが最後の案内となり道のりは終盤を迎えます。
足場が非常に悪くなり備え付けのロープにつかまりながら、川沿いを奥へ奥へと進んで行きます。
ここまで来ると道はほぼ沢登り状態です。
不安定な岩の上を慎重に選んで歩き、時には倒木を乗り越えて行く。
そしてようやく「幻の大滝」と呼ばれる滝に辿り着きました。
水量が少し心配でしたが、滝にはそこそこ水が流れ落ちており、下から見上げると白糸が流れる様な優雅な姿を見る事が出来ました。
ここまでの所要時間は約1時間、ぜひ挑戦してみて下さい。