丸池様

丸池様の場所は道中に案内板がほとんど無いので、けっこう分かり辛い。
7号線の物見峠から脇道に入り、7号線の下をくぐって農道に出るのがもっとも行き易いルートになりますが、ナビで箕輪鮭ふ化場を設定して行くと迷わず行けるかと思います。

田園風景が広がる農道を進んで行くと「箕輪鮭ふ化場・丸池」と書かれた案内板が立っているので、そこを曲がって行きます。
途中、道幅が狭い所もあるのですれ違いには御注意。

250ｍほど進むと砂利が敷かれた広い場所に到着します。
その奥に見えるのが箕輪鮭ふ化場。
車はこの広場に停めさせて頂き、ここからは徒歩となります。

こちらが周辺の案内図。
丸池様がある場所は、箕輪鮭ふ化場の裏手の方になります。

案内板の後には用水路が流れており、その用水路沿いに設けられている遊歩道を歩いて森の方へと進みます。

50ｍほど歩くと用水路に石橋が掛かっているので、この石橋を渡ります。
石橋の向こう側を流れているのが牛渡川。

綺麗な湧水が流れる牛渡川から用水路に水を引いております。
この用水路に勢いよく流れ込む水の音がとても心地良く、心をリラックスさせてくれる様な、そんな感じがする場所です。

また、牛渡川の川底には、綺麗な川にしか生息しないと言うとても貴重な水草が多数生えており、この川の綺麗さを証明しています。
実際、流れる水は驚くほど透明度が高く、真夏であれば飛び込んで泳ぎたいくらい綺麗な川でした。

石橋を渡って、今度は牛渡川沿いに設けられた遊歩道を歩いて行きます。
50ｍほど歩いた所で、川を渡って森の中へと続いて行きます。

森の中に入ると、間も無く左側に丸池様が見えて来ます。
尚、周辺には簡易的な柵がしてあり、自然保護の目的により柵内は立入禁止となっております。

丸池様の周辺には、けっこう木々が生い茂っているので、木々の隙間から眺めるような感じになります。

それでも位置によっては、エメラルドグリーンに輝くこんな神秘的な景観を見る事が出来ます。
透き通って池の底まで見えるのが分かるだろうか。

池のすぐそばには丸池神社が設けられています。
この池が「丸池様」と呼ばれる由縁にはこの神社が関わっている様です。

（クリックすると写真が拡大します）
立てられている説明書きによると、この池そのものが御神体として崇拝されており、丸池神社と合わさって「丸池様」と称されているそうです。

池の水は四季を通して冷たく、とても澄んでいるためなのか、水中に沈んでいる倒木は長く朽ち果てないという。　
そう、まるで北海道斜里郡にある「神の子池」と似たような池を、山形県で見られるとは思いませんでした。