宗谷岬公園
( 分類:公園、本土最北端 )
- ◇ 訪問日 ◇
- 2019年09月07日
- ◇ 住 所 ◇
- 北海道稚内市宗谷岬3
稚内市街から国道238号線を通り、およそ31km。 - ◇ 駐車場 ◇
- 有り 大型車6台、乗用車58台(無料)
※宗谷岬駐車場(公園内には他にも駐車場有り) - ◇ 備 考 ◇
-
日本本土四極の内の一つ「最北端」の地。
稚内市観光案内所等で「最北端 出発・訪問・到達証明書」を無料で発行して貰える。本土四極を踏破して証明書を4枚集めると、証明書の裏面4枚を組み合わせる事で「日本本土四極踏破証明書」が完成する。
早朝の宗谷岬の風景。有名な観光スポットなので人が増える前に観光しようと思い、朝早く出発して宗谷岬の駐車場に到着した。
時刻は朝7:37である。
同様の考えなのかは定かじゃないが、既に何組もの観光客が訪れて、記念碑の前で各々記念写真を撮っていた。稚内市街からであれば車で40分ほどで来れる場所なので、頑張って早起きすれば夜明けの海を眺める事も出来るだろう。
岬の記念碑を眺めていると、間も無く来る途中で追い抜いてきた3人のサイクリング旅行者が追い付いてきた。追い抜いてからけっこうな距離があったはずなんだが、意外にも早く追いつかれてしまった。3人は到着早々記念碑の前で自分の自転車を頭上に掲げて「ついに到達したぞー!」っという感じに記念写真を撮っていた。
3人が移動するのを待っているうちにも次々と観光客が訪れて来る。観光バスまでやって来てしまったので、ヤバイと思いながらも、誰もいなくなった隙をついて写真を撮ることに成功。空が曇っているのが残念だがいい絵が撮れました!
記念碑の近くに周辺の案内図が設置されている。案内図によるとすぐ横に立っている銅像は間宮林蔵という御方らしい。
間宮林蔵とは、江戸時代後期の徳川将軍家の役人で、有名なのが間宮海峡を発見し今でも世界地図にその名が載っているという人物。
試しにgoogleマップで「間宮海峡」を検索するとその場所が出て来るよ!
記念碑の近くにもう一つ「宗谷岬」音楽碑というモニュメントがある。モニュメントには押しボタンスイッチがあり、ボタンを押すと歌謡曲が流れだす仕組みになっていた。その歌は、宗谷岬の春の光景を歌った「宗谷岬」という題名の歌であった。
宗谷岬から国道を挟んで南の方は小高い丘になっていて、そこには公園が広がっている。下からも丘の上にある灯台や展望台のような建物が見えている。
公園のある丘に登り、丘の上から岬の方を眺めて見た。天気が良ければ海の向こうにサハリン島が見えるらしいが、あいにくの曇り空で島影すらも見る事は出来なかった。ちなみに島までは直線距離で約43kmの距離になる。
丘の上にも様々なモニュメントが設置されている。平和を願う慰霊碑や鐘、日露戦争当時に建てられた建物や灯台等、様々なものがこの広場にはある。
この建物は1902年に建てられた旧海軍望楼という監視塔で有形文化財に指定されている建物である。階段を上がり海側のテラスは展望所として開放されていて、あまり良く見えないが窓から建物の中を覗くことも出来る。昔は屋上部分へと上がれる螺旋階段があったらしいが、今はその階段が無くなっていて、屋上へ上がる事が出来ない。
男女が海を背にして肩を寄せ合い宗谷丘陵を見つめる像。これも平和を願い建てられた銅像かなと思いきや説明板をよく見ると、北海道の牛乳生産量100tと飼育乳牛50万頭突破記念の銅像と書いてある。これがどれほど凄い事なのかは正直想像がつかないが、開拓時代の苦労の表れだったのかも知れない。
紅白ツートンカラーの宗谷岬灯台。明治18年(1885年)9月に建てられて以来、現在に至るまで宗谷海峡を照らし続けている。道内では納沙布岬(根室)、日和山(小樽)に次いで、3番目に建てられたという歴史のある灯台だ。
広い公園の宗谷丘陵側には、折り鶴を模した「祈りの塔」や「世界平和の鐘」が吊るされたお堂がある。更に遠くの方には風車のある建物が見える。他にも雑誌などで紹介されている「白い道」というのもある。
遠くに見えた風車のある建物は、ゲストハウス・アルメリアというレストラン。2階は展望台になっていて無料で望遠鏡を覗けるらしい(まだ営業時間前で中を覗けませんでした。)
[営業時間]10:00~17:00(4月中旬~10月中旬)、不定休、駐車場有り