名勝 羽衣の滝
( 分類:日本の滝100選 )
- ◇ 訪問日 ◇
- 2019年09月08日
- ◇ 住 所 ◇
- 北海道上川郡東川町松山温泉
旭川市街から国道237号線を経由して道道213号線を通り、およそ50.3km。 - ◇ 駐車場 ◇
- 有り 乗用車38台(無料)
- ◇ 備 考 ◇
-
落差270mの段瀑。
北海道では最大の落差がある滝で、1991年に日本の滝100選に選ばれた。
尚、国内では第二位の落差と言われている。
※一位は富山県の称名滝(落差350m)
大雪山国立公園の西側に位置する旭岳が登山者に人気のスポットとしても親しまれているが、羽衣の滝はその旭岳のすぐ南にあり、旭岳ロープウェイ乗り場からおよそ21.2km地点、車でわずか25分ほどで来られる観光スポットなので、ついでに立ち寄ってみるのも良いだろう。
道道213号線を通り、薄暗い天人峡トンネルを抜けたすぐ先の左側に無料の公共駐車場があるので、そこに車を駐車して後は歩いて行ける。ちなみに、ここから滝までは、850mの距離になる。
公共駐車場の一番奥には、足湯も設けられている。景色を眺めながら、ゆったりと足湯に浸かるのもいいかもしれないし、登山で疲れた足をここで癒すのもいいだろう。
駐車場から車道を道なりに歩いて来ると、「天人閣」という大きなホテルが見えて来る。羽衣の滝は、ここから橋を渡って行きホテルの前を通り過ぎたその先になる。ちなみに天人閣ホテルは、日帰り入浴も出来る温泉宿だったようだが、残念なことに今は廃業になったようで、ほぼ廃墟のような姿になっている。
橋を渡る手前に、もう一つ駐車場のようなスペースがあった。駐車場とはどこにも書かれていないが既に1台の車が停められている。よく見ると入口の所に「駐車禁止」と書かれた看板が倒れている。ここは停めない方が無難であろう。やはり最初の公共駐車場に停めるのがマナーである。
駐車場(と思われる場所)の脇に登山道の入口があった。ここから登った登山道の途中にも羽衣の滝が見られる滝見台があり、ホテルの先にある展望広場よりも滝全体が良く見られるらしいです。但し、前半の道のりは傾斜が厳しくかなりハードになるので、それなりの覚悟と体力がいるようです。私はその覚悟が無かったので登るのを辞めました・・・。
橋を渡り切ったところで後ろを振り返ってみると、柱状節理の岩壁が連なる絶景が広がっている。前方の上部に見える少し出っ張った岩は「あまつ岩」と呼ばれているようだ。
川の対岸には「涙岩」と呼ばれている一枚岩の崖がある。まるでコンクリートで塗り固められたようにも見えるこの壁からは、涙が零れ落ちるようにいつも水が滴っているという不思議な壁です。
ホテルの前を通り過ぎて先へ歩いて行くと、散策路の入口ゲートらしき門が見えて来る。そして、その右側にもう一つ絶景ポイントがあった。
森の中からまるで角のように何本も飛び出している岩が見える。それは「見返りの岩」と呼ばれているようだが、これも柱状節理の岩なのかな?
羽衣の滝へと続く散策路の入口ゲートに到着。開放時間とかは特に書かれていないので基本的には24時間だと思われるが、さすがに夜は真っ暗で危険なので辞めましょう。しかし気になるのは「熊出没」の看板。目撃情報の日付は書かれていないが、やはり油断は出来ないだろう。熊よけの鈴を装着!
入口の看板にはこんな事が書かれている。
[公園内の楽しみ方]
1.森林浴(森の精気を浴びる)をする。
2.天人峡の岩(柱状節理)を見て
3.鳥のささやきを聞いて
4.忠別川の清流の音を聞いて
5.大自然を記念にカメラ撮影する。
せっかくここまで来たのだから、自然を大いに堪能しようじゃないか!
自然を楽しみながら歩いていると小屋と立派な遊歩道が見えて来た。遊歩道は川を渡って川向こうの広場まで行ける橋であった。(ちなみに小屋は御手洗い)
見る角度を変えると、左上の方と、右上の方からそれぞれ流れ落ちて来る滝が見えるのだが、その両方を一枚の写真に収めようとしても、木々に隠れてしまい、一方づつしか見られなかった。滝全体を見るには、やはり登山道にある滝見台に行くしかないようだ。(次回ガンバロウ・・・)