島武意海岸

（分類：景勝地）

◇ 訪問日 ◇: 2019年09月05日
◇ 住　所 ◇: 北海道積丹郡積丹町大字入舸町209
小樽市街から国道5号線経由の国道229号線を通り、途中から道道913号線に入りおよそ60km。
◇ 駐車場 ◇: 有り　大型車5台、乗用車85台（無料）
◇ 備　考 ◇: 日本の渚100選に選ばれた海岸。
周辺の海岸線は断崖絶壁が続いているが、ここの展望台からは海岸まで下りて行くことが出来る。
積丹三大岬（神威岬、積丹岬[島武意海岸]、黄金岬）の一つ。

海が綺麗な海岸という情報を得て、神威岬に続いて島武意海岸にやってきた。旅行雑誌に取り上げられているほどの有名な観光スポットだ。ここは、その観光スポットにある駐車場。一段下がった所にも大型車が駐車出来る駐車場が用意されている。

駐車場の出入り口から見える所に「渚百選」の看板等が見える。おまけに目立つところに熊出没注意の看板が！目撃情報の日付を見ると９月４日ってつい昨日出没している事に驚いた（※９月５日に訪れました）。

ちょっと怖いなと思いつつも、観光客が大勢訪れている状況を見て「大丈夫だろう」なんて安易に考えて先に進んでしまった。看板がある方向に向かって行くと周辺の案内図が立っていて、その左側には「島武意海岸トンネル入口」と書かれたトンネルがある。

案内図を見ると、トンネルを抜けた先が渚百選の海岸、右の坂を上がって行くと灯台と展望デッキ、そして自然遊歩道があるようだ。

まずは、トンネルを通り抜けて島武意海岸に行って見る事にする。トンネルは全長およそ70ｍで中は照明が無く真っ暗である。道幅はあまり広くないので、戻ってくる人とすれ違う時は注意が必要だ。懐中電灯などを持参して行くと良いかもしれない。

トンネルを抜けるとすぐ目の前が展望広場になっていて、積丹ブルーの海が広がっていた。駐車場からこの展望広場までは歩いて数分でこれるので、気軽に積丹ブルーが見られる観光スポットとして人気が高いようだ。

展望広場から海岸を眺めた景色がこの写真。写真だと分かり辛いのが残念だが、実際に見てみると海の透明度がとても高く青く透き通っているのが良く分かる。展望広場から海岸へと降りて行ける遊歩道が見える。この絶壁の高低差を考えると気が引けてしまうが、体力に自信がある方は是非挑戦してみて欲しい。

島武意海岸を後にして、今度は坂を上がって灯台のある方に行って見る事にした。案内図には灯台までは300ｍと書かれていたので、すぐそこだと思っていたのですが・・・勾配がけっこうキツイ。

カーブを三つ曲がった所で立て看板があった。「積丹出岬灯台0.3km→」あれ？ここから300ｍだって？ちょっと騙された感はあったが、勾配のキツイ坂を更に上がって行くのでした。坂の途中で一瞬だったがエゾリスと思う小さな動物が道を横切っていく姿も見られた。

息を切らしながら坂を上がって行くと灯台が見えて来た。これが積丹出岬灯台らしい。ちょうど坂を上がり切った辺りに灯台があった。説明板は無かったのでネットで検索してみると、昭和40年12月に建設された灯台であった。

灯台の前を通り過ぎて更に奥に進むと展望広場が現れる。灯台からは、およそ40ｍほどの距離だ。

展望広場からは積丹半島の断崖絶壁の海岸が見られる。絶壁に沿って遊歩道が整備されていて、この景色を眺めながら約1.5kmに渡ってハイキングをする事が出来る。

展望広場から続く遊歩道には、前日に熊の出没情報があっただけに通行止めの看板が立てられていた。熊よけの鈴は装備しているが、前日の情報で、付近にまだいる可能性があると考えたら、さすがに危険を冒す事は出来ないので今回は諦めました。

最後に少しだけグルメ情報を！
駐車場のすぐ目の前にある、お食事処「鱗晃（りんこう）」道路脇の目立つところに食事メニューが掲げられていたので参考までに見てみました。

この辺りの特産品はウニらしく、ウニをふんだんに使ったメニューが多く掲げられている。ちょっといい値段ではあるが、旅行の醍醐味に本場北海道のグルメはいかがでしょうか。