フレペの滝遊歩道
( 分類:景勝地 )
- ◇ 訪問日 ◇
- 2019年09月12日
- ◇ 住 所 ◇
- 北海道斜里郡斜里町大字遠音別村字岩宇別
網走市街から国道244号線を経由して国道334号線を通り、総距離およそ81km。
知床自然センターの裏側に遊歩道入口がある。 - ◇ 駐車場 ◇
- 有り 約120台(無料)※大型車も駐車可
- ◇ 備 考 ◇
-
フレペの滝は知床八景の1つ。
<知床自然センター>
[開館時間]
・夏期 8:00~17:30(4月20日~10月20日)
・冬期 9:00~16:00(10月21日~4月19日)
[休館日]
・年末年始、他
フレペの滝遊歩道は、知床自然センターの裏手に入口が設けられているので、車をこの知床自然センター駐車場に停めて歩いて行きます。
ちなみに駐車場の入口は、国道334号線に面した所にあります。
駐車場からほど近い所に建つ知床自然センター。
ここでは知床の自然について様々な情報を提供している他に、四季を通じて知床の大自然を空撮した映像を大型スクリーンで上映しています。
その他には、カフェショップもありますよ。
遊歩道の入口は、知床自然センターの右側からまわって裏手の方へ進みます。
正面に見える建物は、しれとこ100平方メートル運動ハウスという建物で、その左側に遊歩道入口が設けられています。
ここがフレペの滝遊歩道の入口です。
遊歩道は舗装されていない自然の山道となっています。入口の標識にも書かれていますが、知床全域がヒグマの生息地になっていて、ここにも例外無くヒグマが出没する事がある場所です。熊除けの鈴を装備する等対策して行きましょう。
歩き始めて入口から50mほど進むと分かれ道が出てきます。
案内標識を見るとフレペの滝はこのまま直進で、右は森づくりの道と書かれています。とりあえずここは直進していきます。
道はしばらく森に覆われた下り道が続きます。
訪れた日は朝まで酷い雨が降っていたので、遊歩道の所々に水溜りが出来ていて滑り易くなっていました。
そんな状況を見て入口で行くのを止めてしまう観光客も中にはいました。
森を抜け、草原が広がる所まで来ると、また分かれ道が出てきます。
フレペの滝は左前方の道になります。
右の真っ直ぐ森の中へと続いている道は、標識が出ていませんが灯台に続く道となります。
※森から先の灯台に続く道は、関係者以外立ち入り禁止となっているので、灯台まで行く事が出来ません。
この辺り一帯は、入り江からの強風により木々の成長が妨げられてしまい、そのため草原が広がったそうです。
その草原には時々野生のエゾシカがやって来て餌を食べていたりします。
タイミングが良ければ、柵の向こう側でくつろいでいるエゾシカと出会ったりするかもしれませんよ。
人間慣れしているのか、近づいても意外と逃げなかったりします。
草原の道を歩いて行くと、やがて小さな展望台が見えてきて同時にオホーツク海が眺められる場所に到着します。
左は展望台が設けられているチカポイ岬。
絶壁沿いに続く右の遊歩道は、灯台の方へと続いています。
※灯台まで行く事は出来ません。
展望台から岬を眺めてみると、断崖絶壁の上には白い灯台が小さく見え、そして右下の方には絶壁の途中から流れ落ちているフレペの滝が見られます。
タイミングが合えばオホーツク海を横切って行く遊覧船を眺める事も出来ます。
断崖絶壁の上にある灯台を拡大した写真です。
さすがに遠過ぎてこれでもまだ小さいですが、なんとなく形が分かる程度には見られます。
そしてこれがフレペの滝。
伏流水が断崖絶壁の途中から零れ落ちる様にシトシトと流れ出ています。
フレペの滝は年間を通して水量が少ないようで、その流れ落ちる姿が涙にも見える事から別名「乙女の涙」とも呼ばれているそうです。
晴れていれば、展望台からは知床連山を見渡して見る事が出来るのだが、残念ながら今回はドンヨリとした雲に覆われたまま晴れる事はありませんでした。
ちなみに天気の良い日に眺めると、こんな素晴らしい景色が眺められます。
天気が良いと気分も晴れて、ハイキングがとっても気持ち良いですね!
(2018年8月撮影)