裏見ノ滝
( 分類:景勝地・滝 )
- ◇ 訪問日 ◇
- 2020年06月14日
- ◇ 住 所 ◇
- 栃木県日光市
清滝IC(日光宇都宮道路)から国道122号線を経由して県道195号線を通り、総距離およそ3.3km。 - ◇ 駐車場 ◇
- 有り およそ20台のスペース(無料)
- ◇ 備 考 ◇
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日光三名瀑の1つに挙げられる落差20mほどの滝。
かつては滝の裏側からも見る事が出来たそうですが、1902年に滝上部の岩が崩壊したことにより、それ以来裏側から見られなくなってしまったそうです。
日光IC方面から来た場合、有名な日光東照宮の前を通り過ぎて120号線を中禅寺湖方面に約2.6kmほど進むと、県道195号「裏見の滝」と標識が出て来るので案内に従って脇道に入り、およそ2kmほど進むと駐車場に到着する。
駐車場はわりと広く、白線などはほぼ消えかけている様な状態ではあるが、観光用に設けられた感じのある駐車場です。
裏見の滝までは、駐車場から遊歩道を歩いて約500mの距離。
夏場は周辺の草木がかなり生い茂っていますが、遊歩道は整備されています。
遊歩道を歩き始めて、最初のうちは階段状の上り坂をけっこう上がって行きますが、上がり切ってしまえば後は緩やかな道が続いて行きます。
途中には険しい崖沿いに設けられた木道もあります。
この木道の左下の方から激しく流れる水の音が聞こえて来て、下を覗き込んで見ると、わずかな隙間から水飛沫を上げて激しく流れる川が見えました。
遊歩道の途中には地蔵尊が祀られています。
倒れてしまっている看板には由来が書かれており、その一部を紹介すると「清山院地蔵尊由来 寛永元年(1624年)奥州出羽三山より羽黒山荒澤不動明王がこの地に勧請されました」と書かれています。
歩みを進めると、道は木道に変わりその先に橋が見えて来ます。
橋の近くまで来ると、木道の先の方には優雅に流れ落ちる滝も見えて来ます。
橋の辺りから眺めた景色です。
写真右側がメインとなる落差20mの裏見の滝となります。
木道を上がって行き展望台から滝を眺めて見る。
滝の周辺では岩の隙間から伏流水などがいくつも流れていました。
写真は水量が少ない方で、水量が多いときは白糸の滝の様に優雅な景観を見せてくれます。
ようく見ると滝の左側の窪地には不動尊が祀られています。
その不動尊が祀られている部分は、遠い昔は歩く事が出来たそうで、その道から滝の裏側まで行けて、滝を裏側から見る事が出来たそうです。
1902年に滝上部の岩が崩壊したことにより見る事が出来なくなったそうです。
こちらは遊歩道から最初に見えて来た滝。
展望台のすぐ目の前に流れ落ちて来ている滝で、水飛沫で展望台が少し湿っているほどの近さです。
夏場は天然のミストになって涼しそうなので、避暑にはお勧めの場所です。