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佐多岬

( 分類:景勝地・本土最南端 )


◇ 訪問日 ◇
2019年11月24日
◇ 住 所 ◇
鹿児島県肝属郡南大隅町佐多馬籠417
都城市街から東九州道を経由して笠之原ICから国道269号線を通り、総距離およそ116km。
◇ 駐車場 ◇
有り 大型車2台、乗用車37台(無料)
◇ 備 考 ◇
日本本土四極の内の一つ「最南端」の地。
岬から300m沖合にある大輪島に立つ佐多岬灯台は日本最古の灯台(明治4年点灯)となる。
<佐多岬観光案内所>
[営業時間]9:00~17:00

佐多岬1

日本本土の最南端の地「佐多岬」にやってきました。
この日は残念なことに悪天候に見舞われてしまい、雨と強風の中訪れました。

佐多岬2

こちらは佐多岬観光案内所です。
ここでは周辺の観光案内の他にちょっとしたお土産を販売していて、休憩スペースで休む事も出来ます。

佐多岬3 佐多岬4

観光案内所の前に生えているこの木は、この地域特有の植物「ガジュマル」
亜熱帯~熱帯地方に分布するクワ科の植物だそうです。

佐多岬5

駐車場の奥側に展望所が設けられています。
ベンチや記念撮影用の台座が設けられていて最南端の景色をノンビリと楽しむ事が出来ます。

佐多岬6

展望所から眺めた最南端の景色。
悪天候の中、沖合の大輪島に立つ佐多岬灯台が靄の中にかろうじで見えました。ちなみに右上の山頂部分には展望台が建っています。

佐多岬7

止みそうもない強風と雨の中、カッパを着込んでいざ山頂の展望台を目指したいと思います。
展望台へは観光案内所の横からトンネルを通って行きます。

佐多岬8

佐多岬の案内マップがこれです。
展望台の他に、岬には縁結びで知られる御崎神社や灯台守広場があります。また山道となりますが海岸まで下りて行く事も出来ます。

佐多岬9 佐多岬10

トンネルを抜けた先には整備された広場があり、そこから綺麗に舗装された遊歩道が続いています。
展望台まではおよそ800m、御崎神社を経由して行くメインルートで行こうと思います。

佐多岬11

そしてまずは御崎神社にやってきました。
説明によるとその歴史は古く、西暦708年(和銅元年)に開設されたのが始まりの様です。
現在は縁結びの神社として人気が高まり、多くの者が訪れるとの事です。

佐多岬13

御崎神社を通り抜けて遊歩道をさらに進んでいきます。
展望所までのメインルートには階段が無くスロープになっているので、車椅子の方でも行く事が出来るようになっています。
※ただし勾配がきつい所もあるので、介助者は必要となります。

佐多岬14

長い坂を上がると東屋があるので、ここで景色を見ながらひと休憩。
その脇にある木道のスロープを上がって行くとやっと展望台です。

佐多岬15

冒頭でも言いましたが、この日はかなりの強風と雨。
カッパを着ているとはいえ、この木道のスロープでは強風にあおられてしまい、歩くのがかなり大変でした。
正面に見える白い建物が展望台。2階建てになっていて屋上に上がる事も出来ます。

佐多岬16

逃げ込むようにして展望台の中へと入ります。
中は大きなガラス張りの窓になっていて、ベンチに座って灯台や海をノンビリと眺められるようになっています。
天気が良ければ、屋上に上がって風を感じながら眺める景色も最高に素晴らしいでしょう。

佐多岬17 佐多岬18

本土最南端から眺めた景色。
佐多岬灯台は海を挟んだ大輪島に建っているので、近くまで行く事が出来ませんが、遠くから眺める姿も悪くないかもしれませんね。
あんな困難な場所に建ててしまう人の力も凄いですね。

佐多岬19

周辺の海も綺麗なコバルトブルーに彩いて見えました。
(天気が良ければもっと綺麗に見られるのだろう)

佐多岬20 佐多岬21

灯台守広場は展望台からおよそ240mの場所になります。
森に覆われた遊歩道を通って向かって行きます。

佐多岬22 佐多岬23

辿り着いた灯台守広場には、壁だけが残り朽ち果てた建物が残っています。
窓の部分から建物の内部を覗き込んで見ると、屋根は無く内部は雑草が生い茂っていました。

佐多岬24

建物の横を通り抜けて奥まで行くと、展望広場になっています。
道は灯台の方へと続いているようですが、ここから先は残念ながら立入禁止となっています。

広場にはこの場所の歴史について書かれた説明板が掲げられてます。
今も残っている建物は、どうやら灯台守の官舎跡のようですね。

佐多岬26 佐多岬27

今は広場になっているこの場所にも当時は建物が建っていて、灯台守が家族と共に生活していたそうです。
離れ小島に立つ灯台へはゴンドラが設置されていて、綱を頼りに装置を操作して往来していたようです。


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