満願寺温泉「そと湯」
( 分類:露天風呂 )
- ◇ 訪問日 ◇
- 2019年11月27日
- ◇ 住 所 ◇
- 熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺
日田IC(大分道)から国道212号線を通り、小国町の交差点から県道40号線を通り、総距離およそ42km。 - ◇ 駐車場 ◇
- 有り 満願寺駐車場 乗用車14台(無料)
- ◇ 備 考 ◇
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日本一恥ずかしい露天風呂として掲げられている、周囲から丸見えのとっても開放的な川の中にある温泉。
<満願寺温泉共同浴場>
[入浴時間]6:00~21:00
[入浴料金]200円
日本一恥ずかしい露天風呂があるという事で、どれほど恥ずかしい所なのか是非見てみたいという好奇心にかられてやってきました。
県道40号線を通って行き、途中車一台分ほどしかない狭い道を抜けて行くと、町営の満願寺駐車場(無料)が現れます。
日本一恥ずかしい露天風呂へは、ここに車を停めて歩いて行きます。
駐車場は14台ほどが停められる広さがあり、敷地内には御手洗いも設けられています。
露天風呂付近には御手洗いが無いので、ここで済ませて行きましょう。
駐車場から県道沿いに30mほど歩いて行くと、満願寺川とそこに架かる1つ目の橋に辿り着きます。
橋を渡った正面には、とても古いお寺が建っています。
橋を渡った正面に建っているお寺は「満願寺」で、駐車場にあった案内図によると、鎌倉時代に北条時定が戦勝を祈願して建立した寺だそうで、国の重要文化財にも指定されているそうです。
県道をさらに歩いて行くと、川向こう側に「満願寺温泉」と看板が掲げられている建屋が見えて来ますので、その手前の小さな橋を渡ります。
この満願寺温泉と看板のある建屋は、いたって普通の良くある共同浴場。
日本一恥ずかしい露天風呂とは、実はこの建屋前の細い道を右奥に行った、川中の屋根が掛かっている所が露天風呂になっているのです。
近くまで行って見ると、このようにとっても開放的な場所で、湯船は川の中にあるので県道から丸見えです。
更に目の前には民家もあるので、これは男でも入浴するには勇気が要りますね。
ちなみに脱衣場はこの通路上になります。
親切に床にはスノコが置いてあり、脱いだ服等が置けるように棚も設けられています。道路側は屋根のおかげで隠れていますが、通路からは丸見えですね。
地区外の方は入浴料が200円となりますので、備え付けの料金箱にお金を入れてから入浴しましょう。
このお金が露天風呂の維持管理費になるんですね。
湯船まで降りて見るとこんな風になっています。
川の水面とほぼ同じくらいの湯船なので、温泉に浸かっていると川の中に入っているかのような感覚になりそうです。
県道から眺めて見ると、湯船は完全に丸見えなのがわかります。
通りを歩いて行く人はほとんど見かけませんが、車の往来は意外とありました。
尚、3つ見える湯船の内、右側の1ヶ所は野菜や食器の洗い場となっています。
訪れた時は誰もいませんでしたが、地元の方がここにやって来て野菜などを洗ったりするようですね。
入浴しているすぐ横で洗い物をされていたら、さすがに恥ずかしいですね。
外の露天風呂はやっぱり恥ずかしくて入れない!って方は、こちらへどうぞ。
こちらは屋内で男女別になっているので安心して入れます。
入浴料はこちらも200円。入口左の投入口にお金を入れて入場になります。
入浴の後は、ついでに周辺を散策してみます。
ここは満願寺前の道を路地裏の方に入っていった所で、右に見える建屋は地蔵堂になります。
地蔵堂の左側、杉林の入口に「満願寺石塔群付杉群」と刻まれた石碑が建っていて、その奥に多くの石塔が建っています。
そして最奥には、満願寺を建立した北条時定を筆頭に三氏(定宗、随時)の墓がありました。
この他にも古い史跡や天然記念物等がいくつかありましたので、ぜひ周辺を探索してみて下さい。