垂水遺跡
( 分類:史跡 )
- ◇ 訪問日 ◇
- 2020年10月31日
- ◇ 住 所 ◇
- 山形県山形市山寺千手院
山形北IC(山形道)から国道13号線を経由して県道24号線、県道19号線を通り、総距離およそ11.7km。 - ◇ 駐車場 ◇
- 有り 普通車 3台分のスペース(無料)
- ◇ 備 考 ◇
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有名な山寺のさらに奥地になる通称”裏山寺”と呼ばれる地域にある隠れスポット。
山寺千手院歴史の散歩道と称される遊歩道の途中にあり、千手院観音の参道入口から歩いて約15分ほどの場所。
山寺霊園の所から旧参道を経由して行くルートもありますが、垂水遺跡へは山寺霊園からさらに800mほど離れた千手院を経由してルートの方が近い。
線路沿いの道を進んで行くと鳥居があるので、そこが目印になります。
千手院の参道となるこの鳥居は通称”ついてる鳥居”と言うそうで、恋愛運と金運アップの御利益があるようです。
尚、この鳥居の両側が一応駐車帯になっている様です。
(左側はほぼ路上駐車、右側に数台停められる程度のスペースです)
そしておどろく事に、この参道はなんと線路を横断して行きます。
踏切のようにはなっておらず、列車の接近を知らせる警笛も見当たらないので、まさに線路をまたいで行く参道となります。
(列車が来ない事を確認して渡りましょう)
線路を渡り階段を登り切った所に最上三十三観音の第2番札所「千手院」が建っています。
ちなみに御利益は、恋愛、金運大吉、諸願成就との事です。
垂水遺跡へは観音堂の前から右手に続く道へと進みます。
そこに散策路の案内図も立てられているので、案内図が目印です。
墓地を迂回するように遊歩道が設けられていて、分かれ道には垂水遺跡・垂水古道として案内看板がしっかりと立っています。
山道に入ってからは基本登り道、緩やかな所があればキツイ坂の所もあり、急斜面の所は石段がしっかりと設けられています。
山道に入ってからおよそ300mほどで分かれ道に来ます。
体感的にはもっと歩いている様に感じますが、ここまで来れば垂水遺跡はすぐ目の前です。
分かれ道の左側には蜂の巣状になった岩場が広がっています。
その先には城岩七岩と呼ばれる場所や修験場跡へと、遊歩道が続いています。
分かれ道を右へ進むと垂水遺跡となります。
最初に見えてくるのは”垂水岩霊境”と呼ばれる場所
岩場の上に鳥居が設けられ小さいながら神社が祀られています。
蜂の巣状の奇岩が神秘的な雰囲気を醸し出している様に感じる場所です。
さらに奥へと進むと垂水不動尊があります。
正面に見える岩場の窪地は、860年に山寺を開山した慈覚大師円仁の修行宿跡と言われているそうです。
その窪地の左側には不動明王が祀られている鉄の門があり、門の向こう側にちょこんと小さな像が祀られています。
門の背後には、見上げて見るほど大きな岩の裂け目が切り立っています。
その大きな裂け目の奥に不動明王像が祀られています。
気のせいか?不動明王像の上部の暗がりにボンヤリと何かが浮かんで見えるような?気がします。
裂け目は苔生しっているのですが、ボンヤリと浮かぶその姿は、まるで座禅を組んでいる修行僧の様にも見えました。
写真はその拡大写真です。どう見えますか?