月山八合目~月山神社本宮
( 分類:景勝地 )
- ◇ 訪問日 ◇
- 2021年08月06日
- ◇ 住 所 ◇
- 山形県鶴岡市羽黒町川代
鶴岡IC(山形道)から国道7号線を経由して県道47号線を通り、県道211号線で月山山頂へ、総距離およそ39.4km。 - ◇ 駐車場 ◇
- 有り 普通車150台(無料)
※月山八合目駐車場 - ◇ 備 考 ◇
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月山神社は月山の山頂に鎮座する出羽三山の1つ。
山頂までは、月山八合目駐車場から徒歩約3時間。
◆月山神社本宮
[開山期間]7月1日~8月31日(予定)
[参拝時間]7:00~16:00
[参拝料]500円
月山八合目の駐車場です。
150台が収容できるスペースがありますが、例年7月から9月にかけて土日・祝日は駐車場がかなり混雑しているそうです。
駐車場の一番奥に設置されている石碑
ここからの眺めがとても素晴らしいです。
駐車場から1段高い所に建っている月山レストハウス
登山道はこのレストハウスの横から上がって行きます。
ちなみにレストハウスの営業時間は8:00~15:30でした。
石段を上がると木道が敷かれており、ここから北回りと南回りに分かれます。
北回りは御田原参籠所(中之宮)を経由し、南回りは山頂へ直行するコースになっています。
北回りと南回りで10分ほどしか差はありませんが、体力を温存して初めは南回りで山頂を目指します。
月山登山口まではずっと木道が続いています・
この辺り一帯は広く湿原になっていて、池塘と呼ばれている池が所々に点在して見られます。
また月山には百数十種類の高山植物が生息していて、春から秋にかけて花が絶え間なく咲いているそうです。
木道を歩き続ける事およそ20分で月山登山口に到着。
ここから木道が無くなり本格的な登山道となります。
尚、ここは3つに分岐していて、他は中之宮を経由して駐車場へ戻るコースと、弥陀ヶ原湿原を散策して戻る周回コースに分かれます。
登り始めの登山道は緩やかに登って行く感じの道のりですが、足元は大きめの石がごろごろ転がっていて少し歩き辛いという感じがあります。
登山口から1時間近く歩くと、前方や周辺に月山名物の万年雪が見られます。
見晴らしの良い所で後ろを振り向いて眺めると、遠く離れた場所にも万年雪が見られました。
道中は他にも様々な草花が咲いており、それらをノンビリ観察しながら歩いていると、いつの間にかにけっこう歩いています。
そして登山口から約1時間40分、9合目の佛生池小屋が見えて来ました。
ちなみに標高は1743mになるそうです。
小屋の前に祀られている地蔵様
登山の無事を祈願をして行きます。
佛生池小屋から山頂までは、残り1時間15分ほどの距離になります。
時間的にもちょうど中間地点なので、ここでひと休憩します。
有料ですがトイレも利用できますよ。
佛生池小屋を出発して少し歩いてから後ろを振り返って見ると、見通しが良いので小屋のすぐ横にも万年雪が残っているのが見えます。
道中少し急傾斜の岩場を登るポイントとがあるのですが、その岩場の陰に小さな祠がありました。
祠には来名戸神社と書かれています。
佛生池小屋から歩く事30分。
だいぶ歩いて来たようで小屋がもう見えない所まで来ていました。
歩き辛いなと思っていた道も、参道を思わせる石畳の様な道に変わり、途中景色が見晴らしの良い場所があったりと変化に富んでいます。
この日天気には恵まれましたが、雲の流れが速く時々ガスに覆われてしまう事もありました。
標高が高いので雲が近いですね。
そして佛生池小屋から歩く事1時間10分。
ようやく山頂に建つ月山神社が見えて来ました。
月山神社に向かう前に三角点に立ち寄ります。
実は神社のある場所は山頂ではなく、少し離れた場所に三角点が立っています。
標高1984m、登頂達成です!
三角点は月山神社の裏手側に位置します。
積み上げられた石垣を横目に正面の方へ回って行くと、月山頂上小屋が見えて来ます。
そしてここが月山神社の正面です。
月山神社は、羽黒山・湯殿山と共に出羽三山神社と称されていて、霊験あらたかな神社です。
また月山は祖霊安鎮の山としても尊崇されているそうです。
参拝する時は、まず入口のお祓い所でお祓いを受け(一人500円)そして順路にそって中へ進みます。
石鳥居から先、石垣内は神域となるので撮影禁止になります。
また参拝期間は、7月1日から8月31日までになるので御注意下さい。
月山神社から眺めた周辺の景色です。
空が晴れていれば鳥海山や、遠く岩木山まで眺められるそうです。
タイミングが良ければ、眼下に雲海が広がって見られる事も!
月山神社のすぐ目の前には、月山頂上小屋が建っています。
ここは個人経営の山小屋で昼休憩や食事はもちろんのこと、予約すれば宿泊も出来るそうです。
2000mに満たない標高で、リフト等を利用すれば初心者でも気軽に挑戦できる山として親しみ易い山です。
しかし山の天気は変わり易いので、必要な装備をしっかり準備してから出発しましょう。