巌門園地
( 分類:景勝地 )
- ◇ 訪問日 ◇
- 2020年02月19日
- ◇ 住 所 ◇
- 石川県羽咋郡志賀町富来牛下
のと里山海道(県道60号線)西山ICから県道116号線経由で国道249号線を通り、総距離およそ17.3km。 - ◇ 駐車場 ◇
- 有り 大型車10台、乗用車約50台(無料)
旅の駅「巌門」遊覧船案内所前駐車場 - ◇ 備 考 ◇
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<能登金剛遊覧船・巌門巡り>
[料金]大人 1200円、子供〈6~12歳)600円
[遊覧時間]約20分間
[運航時間]8:00~16:00頃
[運航期間]3月中旬~11月中旬
県道脇の道から少しきつめの坂を下りて行くと、広い駐車場に到着します。
右の茶色い建物は遊覧船の案内所になっています。
遊覧船の船着き場は崖下の海岸
左の方に崖下まで続く階段があり、そこを下りて船着き場まで行く事になりますが、この崖の標高差を見ると登り降りがけっこう大変そうです。
巌門園地を代表する景勝地が「巌門洞窟」
大きな案内板が掲げられている御土産屋さんの前の通路を通り抜けて行きます。
遊歩道を道なりに歩いて行き、途中いくつか分かれ道がありますが、まずは巌門洞窟を目指して行きます。
階段を下りて行き最初に見えて来るのが「千畳敷岩」と言われる景勝地
能登の荒波が長い年月をかけて彫り込んだ、独特な形状の岩肌が広がります。
海岸付近まで下りて行った所で崖上を見上げて見ると橋が架かって見えます。
「幸せのがんもん橋」と呼ばれる橋になります。
目的の「巌門洞窟」はこちら
千畳敷岩のすぐそばにポッカリと空いた空洞が有り、階段が設けられ洞窟の中へと降りて行けるようになっています。
洞窟の中は照明等が無く、かなり薄暗い状態になっている。
階段を降り切ると奥側は広くなっていて、ポッカリと空いた出口側から外の光が差し込んで来ます。
(天井は低めなので頭をぶつけないように御注意)
洞窟を抜けたすぐ右側に、岩壁がくり抜かれて荒々しく波が通り抜けて来る洞窟がもう一つあります。
その洞窟が名勝「巌門洞窟」になります。
1853年に風景版画の巨匠によってこの場所が描かれるほど、古来より景観の良い場所として知られていたそうです。
洞窟を抜けた先は、海岸を通って木道から遊歩道に戻れる様になっています。
※訪れた時点では、その木道の一部が破損しており通行止めとなっていました。
巌門洞窟の上は展望台になっていて、サスペンスドラマのロケ地にも使われたようです。
せっかくなので、どんな場所なのか行って見たいと思います。
展望台は広々としており、ベンチも置かれ整備されています。
ネットで調べて見ると、この辺りはサスペンスドラマの聖地と言われるほど数多くのロケ地になっていて、特にクライマックスシーンの撮影等で使われているようです。
展望台周辺は松が生い茂っているので見通しがイマイチですが、そこから見られる代表的な名勝の一つが「碁盤島」(右端の島)
島上中央に湧水があり、中に碁盤型の岩塊が沈んでいるそうです。
代表的な名勝の二つ目が鷹の巣岩
写真中央の塔状をなした岩で、昔そこに鷹が住んでいたと言われています。
展望台を後にして、駐車場に戻る途中で先ほど海岸から見上げた「幸せのがんもん橋」と呼ばれる橋に立ち寄って見る。
幸せのがんもん橋から眺めた景色です。
ザッパーーンと波の音が聞こえて来て心地よい眺めです。
こちらは、がんもん橋の近くにある展望所
展望所からは「猪鼻崎」と呼ばれる岬が眺められます。
「猪鼻崎」の由来は、張り出した岬の先に大きな穴が2つ空いていて、それが猪の鼻に似ている事からそう名付けられたそうです。
機会があれば、その先端の鼻を見てみたいものです。