奥大井湖上駅

奥大井湖上駅は県道から大井川を挟んで対岸にあるという立地条件ですが、駅専用の駐車場が県道側に設けられていて、写真の脇道からその駐車場へ行く事が出来ます。

脇道の場所は、新東名高速道方面から県道388号線を通って来た場合、不動トンネルを抜けておよそ150ｍ右側にあり、小さいながら案内標識が立っているのでそれが目印になります。

脇道は道幅がやや狭くなっていますが、坂を下って行き道なりに進むとT字路に差し掛かりますので、T字路を直進して行きます。

坂を下りて行くと山の斜面側に白線で区画された場所が有りますので、そこが駅専用駐車場になります。
もしもここが満車になっていた場合は、遠くなりますが850ｍ離れた場所にある長島公園に停める事が出来ます。

周辺の案内図です。
駅専用駐車場がMAPの左下になり、そこから遊歩道を経由して鉄橋を渡って行き奥大井湖上駅まで行く事が出来ます。
（写真をクリックすると拡大します。）

遊歩道は駐車場の奥側から山の斜面に設けられています。
急傾斜の斜面を見上げるだけでも、遊歩道が厳しい道だと良く分かります。

遊歩道は階段状になっており道幅は少し狭い感じです。
斜面の上まで登り切ると道が二手に分かれ、左奥が駅方面で、右に行くと駅を見下ろして眺められる絶景ビュースポットあります。

まずは絶景ビュースポットに向かって右の遊歩道を進みます。
途中は木の根が出っ張るなど道が悪くなっている所も有るので注意して歩いて行きます。

150ｍほど歩き階段を上がると舗装された道に出ます。
絶景ビュースポットと言っても展望台が設けられている訳ではなく、この舗装された道路から眺めます。

そしてこちらがビュースポットからの眺めです。
真中の島の様な所にポツンと奥大井湖上駅があります。
この日は雨模様で霧がかっていますが、かえってそれが幻想的な風景を見せてくれています。

来た道を戻り今度は駅の方へ向かいます。
正面に見える階段を上がると東屋があり、駅は階段の手前から右へ行きます。

ちなみに東屋はこのような場所になっています。
もしかしたら展望所として設けられたのかもしれませんが、周辺は木々が育っており見晴らしが良いとは言えません。

駅の方へ向かっていくと、遊歩道は途中から下り階段に変わります。
この階段も高低差がけっこうあり、帰りが嫌になるほど降りて行きます。

降りて来た階段を下から見上げてみるとこの様になっています。
階段はトンネルの出入り口付近に降りて来て、そこから駅まで約200ｍほど鉄橋を歩いて行きます。

鉄橋は高さが70ｍ有るのでけっこうスリル満点、高い所が苦手な人には恐怖かもしれません。
川の対岸には旧鉄道跡の鉄橋が見えました。

鉄橋を渡り終えると駅ホームの左側から回り込んで行きます。
突き当りを右に行くと駅のホームに出ます。

奥大井湖上駅は無人駅なので、改札口等は無く自由にホームを散策する事が出来ます。
写真は先ほど歩いて来た鉄橋の方の風景です。

よく見ると「たばこ…ではなく”お茶”です」と書かれています。
そう、これは珍しいお茶箱の自動販売機で、その名も「ちゃばこ自動販売機」というユニークな販売機でした。

ホームの反対側を見ると、ここにも変わったベンチが設置されています。
ここに来るまで知りませんでしたが、この駅実はエンゼルパワースポットに認定されており、恋愛の聖地になっているそうです。

別名、恋がかなう駅「奥大井恋錠駅」と名付けられており、この場所で結婚式を挙げられたカップルが実際に何組もいるそうです。

ホームの端まで行き、そこから周辺を眺めてみる。
周りは相変わらず霧ががっておりエメラルドグリーンの大井川が幻想的な風景をより一層強く見せています。

駅の目の前にはもうひとつレイクコテージ奥大井があります。
ホームから階段を上がってすぐの場所なので、列車待ちの間等で利用することが出来そうです。

レイクコテージの１階は誰でも自由に利用できるスペースになっているようで、誰もいませんでしたが中の休憩所に入って休むことが出来ました。
カフェショップは期間限定で営業しているそうです。

レイクコテージのテラスから眺めた奥大井湖上駅。
井川線の沿線には他にもたくさん見所があるので、のんびり赤いトロッコ列車に乗って旅をするのも良いかも知れませんね。
車では見られない絶景がたくさん見られそうです。