国指定史跡 小峰城跡

小峰城はJR東北本線 白河駅の北側駅前に建つ国指定史跡です。
小峰ヶ丘と呼ばれる標高370ｍほどの丘を利用して築城されたそうです。

小峰城の南側が城山公園になっていて、駐車場はその南側に設けられています。
道路を挟んで向かい側にJR東北本線の路線が見えます。

駐車場から公園に入って行くと広々とした芝生エリアがあります。
この芝生エリアは、かつて二之丸があった場所になるそうです。
そして少し小高くなった石垣の上に見えるのが小峰城の三重櫓です。

芝生エリアを抜けてお城の方へ向かって行くと、門構えの入口が見えて来る。
この場所は本丸の正面入口にあたり、かつては清水門と呼ばれる門が建っていた跡地になるそうです。

清水門跡の両側には堀があり、写真じゃ小さくてわかりませんが鴨？がたくさん堀の中でくつろいでいました。

清水門跡を通り抜けて右手の方へ
緩やかに上がる坂道を進んで行く。

石垣を回り込んで行くと現れる門は、前御門と呼ばれる建物。
三重櫓に続き1994年（平成6年）に木造で復元されたそうです。

前御門をくぐり抜けた先には本丸御殿跡があります。
面影は全くありませんが、資料によるとかなり広い建物が存在していた様です。

石垣の上に設けられた展望台から公園を眺めて見る。
本丸御殿跡を含め周辺には桜の木が沢山立っているので、桜の名所にもなっている感じである。

公園の西側には二ノ丸茶屋と小峰城歴史館が併設されている。
後で少し覗いて見ようと思う。

そして丘の一番高い所に建っている建物が三重櫓です。
資料に基づき1991年（平成3年）に木造で忠実に復元されたそうです。

屋根瓦や建物に使われる釘なども、発掘調査で出土された物を基にして製作し、使用しているそうです。

三重櫓は無料で内部を見学する事が出来ます。
2階へ上がる階段も存在しますが、残念ながら見学できるのは1階部分だけでした。

1階部分だけなので見所は少ないですが、石落としや狭間と呼ばれる窓等、お城に必ずあるような設備も見学出来ます。

三重櫓を後にすると
今度は本丸御殿の南側から桜之門跡を通って下りて行く。

最初に上がって来た前御門は本丸御殿の東側となり、南側の桜之門跡から下りてくると再び清水門跡へと戻って来ます。

園内で営業している二ノ丸茶屋です。
店内ではちょっとしたお土産や軽食、アイス等の販売を行っています。

こちらは小峰城歴史館
小峰城の歴史に関するパネルや模型が展示され、VRシアターを見る事が出来ます。
入館料は大人300円、小中高生100円になります。