飯盛山(白虎隊所縁の地)
( 分類:史跡 )
- ◇ 訪問日 ◇
- 2020年11月22日
- ◇ 住 所 ◇
- 福島県会津若松市一箕町八幡
会津若松IC(磐越道)から国道49号線を経由して県道64号線を通り、総距離およそ5.0km。 - ◇ 駐車場 ◇
- 有り 普通車80台(無料)※大型車も可
市営飯盛山観光客専用駐車場(観光案内所隣り)
[利用時間]8:30~17:15 - ◇ 備 考 ◇
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1868年 戊辰戦争の白虎隊所縁の地
周辺には白虎隊自刃の地や自刃白虎隊十九士の墓等がある。
また国指定重要文化財のさざえ堂を始め、全長31kmに及ぶ戸ノ口堰洞穴等がある。
飯盛山周辺には、お土産屋さんの駐車場を含めいくつか駐車場がありますが、ここは市営の専用駐車場(無料)で観光案内所も併設しています。
駐車場からおよそ100mほどで飯盛山参道入口に到着します。
白虎隊所縁の地や重要文化財のさざえ堂へは、この参道を通って行きます。
参道を歩いて行くと、右側に”動く坂道”と称した有料のスロープコンベアが現れます。
料金は大人250円、小人(小学生)150円
利用するかどうかは目の前に見える石段と相談しましょう。
”らくな参拝順路”で歩いて行くと、まずは白虎隊記念館の前を通ります。
ちなみに白虎隊記念館では戊辰戦争関係の歴史史料を収蔵・展示しています。
入館料は大人400円、高校生300円、小中学生200円
白虎隊記念館の前を通り抜けると、厳島神社へと続く本参道へ抜けます。
その先の石の鳥居をくぐり抜けて行きます。
案内図には載っていませんが本参道の途中には子育地蔵尊のお堂が有り、赤い鳥居をくぐり抜けて厳島神社のお堂が建っています。
厳島神社のお堂から左奥へ進むと戸ノ口堰洞穴があります。
この洞穴は猪苗代湖から続く用水堰になっていて全長31kmに及ぶそうです。
また戊辰戦争時に戸ノ口原で敗れた白虎隊士がこの洞穴に潜ったそうです。
厳島神社のお堂を挟んで逆方向へ行くと石段が有り、その石段の上に見えるのが国指定重要文化財のさざえ堂(旧 正宗寺三匝堂)である。
さざえ堂は1796年に建てられた、高さ16.5mある六角三層のお堂。
お堂の中は二重らせんのスロープ構造になっていて、入口からすれ違うことなく出口まで行けるという珍しい造りです。
さざえ堂の中は有料ですが見学(拝観)する事が出来ます。
拝観料は大人400円、高校・大学生300円、小・中学生200円
お堂前の受付で拝観料を払い上り口から入ります。
床は全てスロープになっていて、らせん状に上がって行き、最上階から今度は折り返すように下って行く。
ちょっと不思議な感覚を味わえる。
さざえ堂の周辺には、飯盛山で自刃した白虎隊士19人の霊を祀っている宇賀神堂の他、お土産屋さんがあります。
お土産屋さんの前を通り過ぎて再び参道に戻り、今度は白虎隊の墓所へと行って見る。
坂道を上がって行くと、スロープコンベアが併設された石段に合流する。
”動く坂道”もここまでとなり、石段を登って行くと白虎隊士が眠る墓前広場に到着です。
墓前広場の北側、一番奥に白虎隊士の墓が祀られています。
墓の周辺が白い煙で覆われるほどに、多くの線香があげられていました。
墓所から少し離れた場所に白虎隊士が自刃したという地があります。
そこは墓前広場から南の方へおよそ50m歩いた場所で見晴らしの良い丘でした
白虎隊士自刃の地には慰霊碑が立てられており、そこには”ある方向”を望む白虎隊士の石像が立っています。
白虎隊士の石像が望む”ある方向”とは、鶴ヶ城の事。
見晴らしが良く遠くの山まで見渡せる丘からは、鶴ヶ城の屋根がかろうじで見えました。