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大瀬崎

( 分類:観光名所 )


◇ 訪問日 ◇
2019年03月21日
◇ 住 所 ◇
静岡県沼津市西浦江梨329
東名沼津ICより、国道414号線経由で県道17号線を通りおよそ1時間
◇ 駐車場 ◇
公共の駐車場有り(有料)1時間300円、2時間目から1時間200円
◇ 備 考 ◇
天気が良い日には、海越しに富士山が良く見られる名勝地である。大瀬崎にある大瀬神社は海の守護神として祀られている神社で、1000年以上もの歴史のある神社という。また周辺に群生しているビャクシン樹林は国指定天然記念物となっており約130本も自生しているようだ。

大瀬崎1

県道17号線沿いにある富士山ビュースポット(西浦江梨)から眺めた大瀬崎。
この日は天気が悪く残念な景色であるが、天気が良い日には大瀬崎の向こう側に富士山が望めるビュースポットである。

伊豆半島ジオパーク in 大瀬崎ジオサイト。
晴れた日に見える富士山と大瀬崎の神秘について書かれた説明看板である。大瀬崎へはこの先にあるY字路を右に下りて行く。

大瀬崎3 大瀬崎4

県道17号線からY字路を下りて行き、道なりに走ってくると駐車場に到着。この先は通行止めとなっているので、車はここに駐車して歩いて行く。海沿いの遊歩道を歩いて行くとスキューバーダイビングのレッスンを受けているのを何組も見かける。

大瀬崎5 大瀬崎6

時期的にはまだ早いと思うが、趣味でスキューバーダイビングに来ていると思われる人たちもいた。この辺りは波も穏やかなので潜りやすいらしい。夏になればきっと海水浴客であふれかえるのだろう。

海を眺めなら遊歩道を歩いて行くと白い鳥居にたどり着く。大瀬神社の入口だ。 鳥居のそばにこの辺りの案内図があった。どうやらぐるっと一周出来るコースになっているようだ。

大瀬崎9

鳥居をくぐって進むと、木に隠れていて分かり辛いがもう一つ鳥居があった。

大瀬崎10

二つ目の鳥居をくぐると左手に神社の入口がある。海の守護神として祀られている「引手力命神社」である。1000年以上も前に創建されたと言われている神社。入口の鳥居には明治19年(西暦1886年)に再建されたと書かれている。

反対側には入場受付所がある。ここから先は有料になっている。といっても入場料を払うのではなく奉賛金となっていた。大人は100円、少し安いなと感じる。ちなみに団体割引もあるとはなんて良心的な!でも受付所は不在で賽銭箱のような箱が置いてあったので、そこに料金を入れて入場しました。

大瀬崎13

遊歩道の入口には古い案内図が掲げられている。ここは伊豆七不思議の一つになっている場所らしい。
伊豆七不思議の一つ、周囲が海に囲まれた場所にあるにもかかわらず池が淡水で鯉などの淡水魚が生息している。不思議だね~。で、後の6つはなんだろう?

大瀬崎14

道中、海沿いの遊歩道でも見かけていたが、白っぽくて一見枯れかけた木のようにも見える木が天然記念物のビャクシン樹林である。他ではあまり見られない樹林がここでは当たり前のように数多く自生している。

ビャクシン樹林について書かれた看板
どれほど貴重なものなのかについて書かれている。しかも樹齢1000年を超える老木も多数見られるという。

おそらくこの地で一番の老木と思われる御神木。見た目の貫禄も他の木の比ではないと感じられる。

御神木についての説明書き
これによると岬一帯に自生している全てのビャクシン樹が御神木であり、中でもこの巨大な樹は推定樹齢1500年以上という。

大瀬崎18 大瀬崎19

御神木を通り過ぎて散策を続けると柵の向こう側に灯台が見えてきた。小さな灯台だがこれも夜の海には重要な目印になっているのだろう。

ここが伊豆七不思議の一つに挙げられる大瀬神池。
小さな岬の割には大きな池である。入口にあった案内図には約3万匹の淡水魚が生息しているとの事であるが、今でもそんなにいるのだろうか。かなり静かではある。一説では、富士山の水が地下から湧き出していると伝えられているようだが、真偽は定かではないし信じ難い話だ。


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