室岩洞
( 分類:史跡 )
- ◇ 訪問日 ◇
- 2019年03月22日
- ◇ 住 所 ◇
- 静岡県賀茂郡松崎町道部
東名沼津IC・新東名長泉沼津ICから国道1号線を経由して、国道136号線でおよそ80km。
堂ヶ島からは、およそ6kmの場所。 - ◇ 駐車場 ◇
- 有り 乗用車5台分ほどのスペース(無料)
- ◇ 備 考 ◇
-
[入場無料]
[洞窟内の点灯時間]
・8:30~17:00(※自動で消灯)
・危険防止のため16:30以降は立入禁止
(入退場は可能)
堂ヶ島からわりと近い場所にある穴場的な観光スポットで、見通しの悪いカーブが続く途中にひっそりとあるので、けっこう見逃しやすい場所だ。
ここは、かつて伊豆石と呼ばれる石材を切り出していた石切り場で、閉山後に観光地として整備された場所との事だ。
カーブの途中にある室岩洞の駐車場。
室岩洞入口は道を挟んで反対側にあるので、道路を横断する形になる。
ここが室岩洞へと続く入口。
道路を横断する際は、スピードを出して走ってくる車がいるので注意。見通しの悪い所なのでなおさら危ない。
入口からけっこう急な階段を下りて行きます。
どこまで下りて行くんだ?と思うぐらい階段が続いています。帰りが恐ろしくなります。
階段を降り切ると少し上がって洞窟の入口が見える。
入口部分は薄暗いが、洞窟内にはちゃんと明かりが灯っているので平気です。
床もしっかりと平らになっていて歩き易くしてある。
入口に立てられている案内板。
洞窟内の電灯は、自動的に点燈と消灯をするようになっているようで、時間になると有無を言わさず電灯が消えるようだ。
洞窟内に入ると、そこはまるで別世界のような雰囲気がある場所となる。ダンジョンの中を冒険しているような感じになれる場所だ。
入って来た入口とは別の出口がある。
この辺りは天井が低くなっているので、少しかがみながら出口に向かって見る。
外側から出口を見るとこの様になっている。ちょっと岩が崩れただけで出入口がすぐ埋まってしまいそうだ。
出入口の上は垂直に切り立った岩壁になっている。
外に出ると両側が石垣になっている1本の道が続いている。
その先は、目の前に海が広がる展望広場になっていた。
案内図によるとこの場所は、当時石材の積み出し場になっていた広場のようだ。
この斜面から石材を滑り下ろして船に積み込むだけでも大変な重労働だった事だろう。斜面には当時の痕跡がまだ残っているようだ。
ちなみに薄っすらとだが、ここから富士山も見える。